手の指で丸を作って薬の効きを調べる

オーリングテスト(2012.10.28)

 瓜生先生の治療法でもっとも印象に残っているのは「オーリングテスト」というものです。ウィキペディアにもその解説が少し出ていますが、手の指の力で、その人にとって良いものかどうかを判定するものです。私は知りませんでしたが、アメリカで特許が認められています。

 やり方ですが、二人で行います。患者側は右手または左手の親指と人差し指で輪を作ります。もう片方の手には、自分の食べ物や使用している薬をのせます。

 診断者側は、患者側が結んだ親指と人差し指を、両手の人差し指で引っかけます。判定はこの指を開かせる力の強度によって行います。

 つまり患者側は一定の力でしっかりと親指と人差し指で輪っかを作り、診断者側はそれを一定の力で引きはがすということです。

 当然患者側が力をこめれば、いくら診断者側がひっぱっても輪っかは容易にはずれません。ところがここで不思議なことが起こります。

 それは患者側が空いている手にのせた物質によって、そのリングを作る力に差が生じるというkとです。つまり特定のものをのせると、輪を作る力が強くなったり弱くなったりすると言うことで、診断者側は一定の力でこの輪を引きはがそうとすることにより、輪がどのくらい強いかを実感できます。

 で問題はこの時に生じる力の差が、実は体に与えるパワーの源だと考え、親指と人差し指で作った輪が容易に離れないような力をもつ物質は体に良い、と判定します。

 これは実際に私が体験したことですから書けるのですが、例えばある薬剤を左手において、このテストを行うと明らかに輪を作る力が弱くなることが実感できました。不思議な体験です。瓜生先生はこれを、「この薬はからだにあまり合っていない」と表現されていました。

 一方また違う薬剤を手のひらにのせると、妙に握力が増えたような感触を受け、親指と人差し指が引っ張られてもなかなか開かない、という経験もしました。その場合、その物質は体に良い、という判定です。

 私は理系の人間で、こういった訳の分からない体の反応については懐疑的に考える部分もあるのですが、実際に物質によってそのオーリングの力が変わると言うことだけは体験できましたので、そういった現象が起きると言うことは認めています。

 ただそれによって薬剤の適否を判断して良いのかどうかについては、よく分かりません。
 
 とはいうものの、力の差ははっきり分かります。また後日夫婦で試したことがありますが、素人でもある程度の判定は出来るなと感じました。

 ちなみにその時はこの方法で、アトピーを改善するための漢方薬の選定も行いました。ただ何が処方されたのか、今ではほとんど覚えてません。

 関心がある方はネットで「オーリングテスト」という語句で検索すると多数のページが出てきますので参考にしてください。今飲んでいる薬が合っているかどうか、ということも分かるはずですが、力が出たから体によい、と単純に割り切れるものでもないと私は思っています。

 またなぜ力が変化するのか、ということもよくわかっていないようで、理系の私はその原理の方に興味を感じます。



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