NEWSWEEKの健康寿命特集より

長寿の秘訣はくよくよ悩まないこと(2015.8.2)

 猛暑の連続で、いささか体も辛いなと私も感じていましたが、今は成田空港にいて、これからハワイに向かって出発です。現地は最高気温が30℃前後、最低気温が24℃前後で、さわやかな空気に癒されそうです。

 このブログを書いているのは、成田空港のチャイナエアラインのラウンジです。座席はエコノミーですが、このところ海外旅行に行く機会が増え、チャイナの利用頻度も増えたため、こういうラウンジが使えるようになり、体力的に助かるなと思っています。

 ラウンジでは軽食や飲み物を自由に楽しむことができるのですが、雑誌等も置いてあります。というわけで、「NEWSWEEK」という雑誌をちょっと先ほど読んでいたのですが、たまたまこの雑誌が健康寿命の特集をやっていました。

 最初に書かれていたのが、寿命が延びることによってどんな意識を持つかということですが、寿命が延びれば伸びるほど若さへのあこがれがこれまで以上に強くなるだろうとのことでした。

 つまり今よりも今後はもっともっとすべての人が少しでも若くありたいと思うようになるということですが、「なるほどな」と思いました。

 一方、そう思いつつ、現代社会の中で高齢者として生活していくと、これまで以上に「社会に対するお荷物感」が増加するだろうということで、これも納得。

 特に年金減額、社会保障費削減という未来が待っているのに、長寿だけがもてはやされるような今の日本の社会風潮の中では、「邪魔者扱いされる」という意識がますます強くなるだろうなと感じます。

 しかしそういった個々の意識とは別に、長寿に対するあこがれみたいなものは、昔から不老不死の妙薬を求める人が後を絶たないことを考えても、不滅なんだろうなと思えます。

 では現代はその不老長寿に対してどのような取り組みをしているのかということですが、いくつかの研究成果があげられています。

 まず長寿は細胞分裂の根幹をなす、「幹細胞」の増殖能力によってもたらされるという研究結果があるそうです。ただし幹細胞の増殖能力は、個々人の努力で何とかなるものではなさそうです。

 個々人の努力でよさそうなのは、「低カロリー食」を心がけることだそうで、これによって腸内善玉菌が増え、それが免疫系に活力を与えるそうです。

 さらに社会的な孤立は、やはり寿命を縮めるという研究結果もあるそうですから、一人で生活する機会が増えても社会との接点は失わないようにしないといけないということだと思います。

 またこれは面白いなと思いましたが、リベラル派と保守派では、リベラル派の方が寿命が長いそうです。ただ具体的にリベラル派がどういう人たちを指すのかというと、ちょっと定義が難しい。

 要するに規制の概念にとらわれず、自由奔放な考えのもとに生活した方が良い、ということだと思いますが、確かにそれなら変なストレスに悩まされず、明るい生活を送れそうな気もします。

 というわけで結論は私のモットーと一致するところも多いのですが、「くよくよ悩まずにお気楽に生きる」というのがよさそうです。



孤立しないことの重要性


健康な生活を送るために(2)


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