寿命の長さはストレスに依存?

100歳以上の高齢者と性差による寿命の違い(2012.9.16)

 ようやく少し気温が下がり初め、夜はエアコン無しで寝られるようになってきました。それでも、窓を閉めていると暑いので、網戸にしてあります。(我が家の寝室は2階なので、防犯上はあまり問題ありません)

 室温が27度を切るぐらいになるとやはり寝付きも良いようで、25度前後だと熟睡できるような気もします。もちろん湿度も少ない方が快適です。

 それはそれとして、敬老の日を迎えて、100歳以上の高齢者が全国で50000人を突破したという記事がヤフーに出ていました、50000人中の87%は女性だそうです。

 高齢者率(100歳以上の数が多い)のは高知、島根、山口だそうで、一番少ないのはなんと我が埼玉県だそうです。長寿で有名なのは沖縄県かなと思っていたのですが違っていました。

 またこの記事にはでていませんが、都道府県別の平均寿命ランキングでは、男性は長野、滋賀、神奈川、女性が沖縄、島根、熊本が高いそうで、平均寿命が高い県に100歳以上が多いわけでもなさそうです。

 と言うことは平均寿命と100歳以上の高齢者の割合は必ずしも相関関係にならないということですね。何か共通する環境でもあるのかなと思っていましたが、関係なさそうです。

 一方話を戻して100歳以上の高齢者の数をグラフにしたものが記事に出ていますが、急増するのは1990年代からで、経済に絡めるとこの時期に日本はバブルが崩壊し、以後不況が続いています。

 バブルが弾けるまで日本はもしかしたら戦後から立ち直った反動で飽食の時代となり、その後不況と共に食の見直しが行われ、健康に関心を持つ人が増え、医療技術が急激に進歩したのかなと解釈することも出来そうです。

 それにしてもなんで常に女性の方が寿命が長いのか。男の一人として気になるところです。調べてみると女性の方が脂肪層があり、基礎代謝が少ないことが大きな原因のようです。

 つまり同じ活動をするのに男性より女性の方が効率的だということです。エネルギー消費量が少なくて済むともいえそうです。またホルモンの作用もあるみたいですね。

 しかし個人的に私がこのブログを書いていて思うのは、やはり現代社会の中では、男性の方が圧倒的にストレスを敏感に感じる機会が多いのではないかということです。

 よく仕事と子育て、家事はほぼ同等の労働量で、専業主婦だって忙しいんだという言い方をします。私自身早期退職をして実際に家事をやってみて、結構な労働量と時間が必要だと言うことは痛感しました。

 しかし大きな違いが一つあるなと思っています。それは仕事は他者とのコミュニケーションや調整という、神経をすり減らす作業がひじょうに多いのに対して、家事はそういった他人との摩擦になるようなストレスはほとんどない、ということです。

 もしこの解釈が正しければ、今後ますます女性の就労が増えるでしょうから、その平均寿命の差は少しずつ減少していくようにも推測できます。



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