健康寿命日本一は静岡県、その理由は?(2012.10.10)
このところ関心を持っている「健康寿命」ですが、今日の朝のテレビで静岡県が全国一だという報道をしていました。その理由がいくつか出ていましたのでその紹介をしたいと思うのですが、その前に労厚生労働科学研究という研究施設からの統計数値を紹介します。
男性 | 女性 | |||
平成 | 健康寿命 | 平均寿命 | 健康寿命 | 平均寿命 |
13 | 69.40 | 78.07 | 72.65 | 84.93 |
16 | 69.47 | 78.64 | 72.69 | 85.59 |
19 | 70.33 | 79.19 | 73.36 | 85.99 |
22 | 70.42 | 79.64 | 73.62 | 86.39 |
健康寿命とは、他の人の力を借りることなく、自立して生活できる年齢の平均と解釈すればいいと思うのですが、逆に言うとこの年齢以降は他の人の力を借りなくてはいけないと言うことになり、出来れば他人のやっかいにはなりたくないなと思っている私には、恐怖の期間です。
これでいくと男性の場合は70歳前後までは自立した生活が出来ますが、その後の9年間はちょっと危なっかしくなり、女性の場合は74歳前後までは元気ですが、その後の12年間はやはり人の援助が必要になると言うことです。
というわけで、出来れば健康寿命を平均寿命に少しでも近づけたい、と言うのが一般的な考え方ではないでしょうか。私の場合は健康寿命まであと10数年。
この間を第二の人生と割り切って考え、趣味の旅行であちこち行こうと考えています。もっとも先立つものも考慮しなくてはいけないのですが、それはこのブログの主旨とは関係ないので、ここには書きません。
そこでこの健康寿命日本一の静岡県が、他県と何が違うのかと言うことが気になるわけですが、「秘密はお茶か」という記事がネット上にありましたので、今これを見ています。
ここでは静岡県の総合健康センターの調査結果が示されているのですが、先ず大事なことは「運動、栄養、休養、社会活動」だそうで、具体的には「歩く」「睡眠時間」「町内活動、ボランティア活動」が大事だそうです。
そういった目で静岡県を見ると、食材の種類が多い、飲酒習慣者が少ない、肥満者が少ない、歩く距離が長いという特徴があるみたいです。さらに緑茶の効果もありそうだ、ということですから、お茶好きの人には朗報です。
一方都道府県別で最下位だったのは青森県で、喫煙者が多い、飲酒者が多い、肥満が多い、歩く歩数が少ない、野菜摂取量が少ないというデータがあるみたいです。
個人的にはこういった食生活や歩く歩数も関係すると思いますが、温暖な静岡県の気候も関係しているのかなと思えます。
私が住んでいる埼玉は、夏は40度近く、冬はマイナス数度になります。それに対して静岡県では、海流の影響もあり、夏と冬の温度差が少ないように思えます。 また北海道や東北のような極端な寒さにさらされることもないという、羨ましい環境です。