自分の存在価値を見つける

「生きがい」を見つけて健康寿命を伸ばす(2013.2.15)

 独身の高齢男性の寿命が、妻帯者よりも短いというのは何となく分かるような気もしますが、統計的な数値として出ているのを見ると、改めてどうすべきか、と言うことが気になりました。

 その原因は何かと言えば、やはり今の時点で考えられることは「生きがい」かなと思えます。パートナーがいれば、お互いに喧嘩しながらも助けあうという「生きがい」があるように思います。

 また、私自身はパートナーを失いましたが、息子がいると言うことが実は結構生きがいになっているなと言うことを強く感じています。つまり親として子どもの成長を見守るとか、子どもの成長を援助できるという喜びがある、と言うことでしょうか。

 そう考えると、人というのは原点に返れば、何か他人の成長を見守ったり、支援したりする活動を続けることによって、世の中における自分の存在感を感じることが出来て、それが「生きがい」に結びつくのかなと漠然と思えてきました。

 ということは、今後息子が独り立ちをして家を出て行くことを想定しながら、それまでに息子の支援という意味ではなく、もっと広範な社会的な視野で、自分に何が出来るかを考えた方がよいのかなと思うようになってきました。

 それによって、自分の生きがいや人生の目的が分かり、さらに精神的に自分の存在意義を確認できるわけで、そこまでたどり着ければ、夫婦で互いに支えあうという精神的な生きがいと同等のものになりそうです。そしてそれによって健康寿命も延びるのかなと思えます。

 しかしでは何をする?となるとこれがまた難しい。ただ少なくとも家の中でこうやって観念的なブログを書いていても駄目ですね。やはり60歳を越えても何かにチャレンジして、より広範囲な視野を持たないといけないなあと感じるようになってきました。

 その意味では、4月からの毎日休みという年金暮らし(ちなみにこういったブログ書きも最近は自分の仕事の一つとして位置づけてはいます)をどのように過ごすかということが大きな問題です。

 金の問題だけを考えれば、非常勤講師等を続ける道も残されているのですが、5年先、10年先を見ればいつまでも講師を続けることは出来ません。

 それよりも5年先でも10年先でも続けられるようなサークル活動や社会活動への参加について調べてみたり、また思い切って講師とは逆に、勉強する側に回るのも良いのかなと思ったりもしています。

 今更何をという気もするのですが、英会話なんかどうだろうとか、社会人向けの好きな理系の専門的な話を聞いてみたりするのも良いなとは思っています。

 何はともあれ情報を集めて、とりあえず動き回ることが今後の生活を左右するような気もしてきました。生きがいや自分の存在価値は、基本的には自分で見つけないとどうにもならないと思っています。

 ネットで高齢者の生きがいみたいなものを検索すると、いろいろなアドバイスが書かれていますが、結局最後は自分が動かないとどうにもならないはずです。

 他のかたが親切に教えてくれても、それはあくまで他人の価値感によるアドバイスですから、なかなかそれを素直に受け取ることは難しいような気がします。

 先ずは何から始めるか?とりあえず情報の取得ですね。 



平均寿命、健康寿命


健康寿命を伸ばす


表紙に戻る