遊具のない安全な公園の用途は?

公園に健康遊具の設置を!(2013.7.19)

 我が家の近くには公園がいくつかあります。埼玉県の郊外ですから、鉄道の駅前をちょっと離れれば、周囲は宅地と畑、田んぼが入り乱れています。

 その途中に公園が点在しているのですが、自宅から半径500mぐらいに限っても、5箇所以上あると思います。我が家から一番近い公園までは50mぐらい。

 息子が小さいときは、そこに設置されていた鉄棒やブランコ、滑り台で遊ばせたり、その横の広場でサッカーの真似事をやったりしていました。

 ところが、こういった遊具を使って子供達が遊んでいると、そこで事故を起こすので危ないという気運が拡がり、遊具は徐々に撤去。現在はほとんどの公園で、筋肉を使うような遊具がなくなってしまいただの広場になっています。

 確かに事故が起きたことも事実ですし、遊具が危険な凶器になりうることもありますが、安全を重視する余り、体を動かして遊べるような器具がなくなり、広場ではたまにサッカーの真似事をやっているこども達も見かけますが、基本的に公園で遊ぶ子供の姿が消えてしまいました

 これだけの広場があちこちにあるのに、何だかもったいないなあといつも思いながら、ウォーキングの途中で横目で見ています。

 一部の公園にはベンチがあるので、そこには近所のお年寄りが座って、ボーットしていることがあります。たまに子供達も座っていますが、何をしているのかと見ればゲームです。

 数人が黙々と個別に持った機械をいじっているだけで、そこには会話もなく、時たま声が出るだけで、ある意味不気味です。

 そんな様子を見ながら、高齢化社会に向けて、公園を子供達と高齢者が共存できるような場所に出来ないかなとふと思いつきました。

 私も含めてこれからどんどん足腰が弱っていく可能性がある人は、ウォーキングだけでなく、こういった公園で日常的に利用できるような運動器具が設置されていると、利用者も増えるのではないかと思えます。

 利用者が増えれば、コミュニケーションも増え、さらに健康寿命も伸びるということが予想できます。

 そう思っていたら、今日の毎日新聞朝刊に「公園 禁止事項あふれ」「遊具消え、手にゲーム機」という記事が出ていました。その記事の横にグラフが出ていて、遊具が無くなった代わりに健康遊具が増えている状況が示されています。

 調べてみると、ごく簡単なアスレチック器具みたいなものですね。個人的にはウォーキングの途中にちょっと寄って、斜め腕立て伏せや斜め懸垂が出来る低い鉄棒や、腹筋等を鍛えられる器具があると良いなあと思っています。

 というわけで、今日はこれから早速市のホームページに行き、要望等を書いてみようと思います。  



平均寿命、健康寿命


健康寿命を伸ばす


表紙に戻る