数値だけの機械的判断

職場の健康診断の結果が来ました(2014.10.10)

 9月12日に行った職場の健康診断の結果の通知が来ました。身長はこれまでの最も高い測定値が173.6だったのですが、今回は172.4cmで、わずかに減少。しかし2年前は173.4を記録しているので、誤差の範囲かもしれません。

 今のところ加齢によって軟骨が磨り減り身長が低くなるという兆候はなさそうです。体重は61.8kg。ここ20年間、61〜63.5kgの間を行き来しています。

 しかし腹囲が昨年より2cmほど増加。最近ズボンのベルトがきついなと思っていましたが、年単位で見ると、やはり数cm大きくなっていました。ちょっとショックですが、BMI値は21ぐらいですから、まあ普通なのかもしれません。

 対策としてはやはりウォーキングだろうなと思っています。特に速歩や歩幅を広げたウォーキングに効果があるように感じています。後は朝食の食べすぎ。つい体調が良いと朝からご飯をたっぷり食べてしまいます。

 血圧は134/80で、私としては普通の値。一般的にはちょっと高めに入るのかもしれませんが、個人的はこのぐらいの血圧がちょうど良い気がします。

 血球数や肝機能の値も特に異常なし。問題なのは血中脂質の項。毎年ここはひっかかります。総コレステロールが251。昨年と一昨年は240台。基準値は220以下。

 それ以前の古い記録を見ても(表ファイルでまとめてあります)230〜280ぐらいなので、あまり気にする必要はないと自己判断しています。

 悪玉といわれるLDLコレステロールは141。基準値が139以下で、久しぶりに基準値越え。しかしこの総コレステロールとLDLが基準値からはずれているため、脂質代謝異常と判定され、内科の受診をすすめますというおまけがつきました。

 こういう記述を見ると、「機械的だなあ、これで受診すると、じゃあコレステロールを減らす薬を飲みましょう」ということになり、めでたく脂質異常患者が一人増えるということなんだろうなと思っています。

 もちろん脂質異常が見つかったときにきちんと受診したおかげで他の病気が見つかる可能性も否定し切れませんが、過去の私自身の数値を並べて見ると、なんとなくですが、「受診を勧められるほどの数値ではない」という気がします。

 医療不信というわけではありませんが、何でもかんでも検査値が先行して、すべての数値が基準値に収まっていないと不健康な人と判定されるという現状は、もともと体力がなく病気がちだった私にとってはやはり不愉快だなと感じます。

 正直なところ、これまでの3歳ぐらいからの喘息、中学生ぐらいからのアトピー、仕事をしてからの高血圧、早期退職直前の自律神経の不調を考えると、今の時期は冬場の一時的な血圧上昇を除いて、ひじょうに安定している数年間だなと感じています。

 健康診断結果を転ばぬ先の杖と考えることは大事だとは思いますが、体調が良いのに、受診を勧められるというのはどうにも納得がいきません。

 だからこそ、血圧等の基準値が緩い方向で見直されている動きに賛同する人が多いのだと思います。



少子高齢化時の医療体制


健康診断、医療


表紙に戻る