血圧が上がる要因と対策

 高血圧は風邪と同じように、さまざまな病気の引き金になるようです。だからこそ血圧のコントロールが必要だとすべての本に書いてあります。

 確かにその通りだと思い、アトピーのこともあり、肉食を減らし、きれいな水を飲み、適度な運動を心がけましたが、残念ながら年齢と共に少しずつ血圧は上昇していくようで、薬を飲み続けなくてはいけない理由も分かってきました。

 しかし毎日毎日薬を飲むという作業は、忙しい仕事の中にあっては、結構忘れがちになります。それが嫌でいっそのこと薬を飲まずにいたらどうなんだろうか、とも考え、数日間わざと服用をストップしたこともあります。

 結果は三日後ぐらいにあらわれます。火照り、肩こりがひどくなり、体全体がだるくなってきます。「これはいかん」と思い、血圧を測ると案の定高くなっています。

 そんなことを何回か繰り返しましたが、血圧の本を読むとそのような自己判断による薬の中断が一番良くないと書かれています。まあ確かに飲んだり飲まなかったりでは、体もどうして良いか分からなくなってしまうのかもしれません。

 以来、職場で健康診断が行われるたびに、高血圧治療中の文字が記載されるようになり、測定結果は下が85から100の間、上が145から160あたりをウロウロしています。

 まあ薬がちゃんと効いているようなので助かっていますが、常に高いことは間違いなく、また時折何かの拍子にフワ〜っと血圧が上がって来ることが分かるようにもなりました。

 どんなときに上がるのかを考えてみたのですが、一つは食事、もう一つはストレス、最後が原因不明です。食事については、特定の種類のコンビニ弁当で上がるような気がしますが、これははっきりとは分かりません。

 ストレスについては、会議で行き詰まったとき、上司の言動が不愉快なときなどいろいろな要件がありますが、これは感じたら冷静に冷静にと自分に言い聞かせるようにしています。

 高血圧の原因として一般的に知られているのは、「塩分の採りすぎ」。これはすぐに思い当たりました。例えばラーメンの汁をたくさん飲む。甘い物よりしょっぱい物を好んで食べる等です。

 しかしそのことに気がついてからは、食事に気をつけるようになりました。でも血圧は下がりません。

 二つめはストレス。これは間違いなくあります。神経を使うことが多い職場なので、しょうがありません。なるべく心穏やかに過ごすように努めています。しかしこれは時分を取り巻く人間環境にも寄りますね。

 肥満。これはありません。現在体重60kg強。身長は172cmぐらいのなので、健康診断ではむしろやせ気味と判定されます。お腹も幸いなことにそれほど出ていません。

 運動不足。幸か不幸か毎日車通勤で、職場も少し場所が変わったりしていますが、だいたい40分以内です。しかしそうなると歩きません。仕事中に歩くことを除けば、1日に数千歩歩いているかどうか。もちろん職場で運動もしていません。

 そこで、朝のウォーキングを試みています。しかし何が何でも歩かなければならない、というような固い決意ではなく、時間があったら気持ちよく歩こうという考えで、これはもう7〜8年続いています。

 自宅近くに、自然が豊富な散歩コースがあるのも、一つの要因です。だいたい朝方30〜40分程度ですから、3km前後歩いていると思います。途中鳥や虫の写真を撮ったりしていると、散歩そのものも楽しくなります。

 自分では変えられない要因に、遺伝があります。私の母親も高血圧です。父親は心臓の病気ですでに他界していますが、どうやら低血圧だったようです。

 結局いろいろな要因が複合的に作用して血圧が上がるので、対処療法ではない、本格的な治療は難しいのかもしれません。しかしこのページをまとめるきっかけになった、自律神経失調症らしきものを感じたときの血圧は、110の180ぐらいで、ここまで上がって、そのまま帰らぬ人になるのではないかと、かなり恐怖心がありました。



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