早朝高血圧、ストレス解消

2011.6.12 早朝高血圧

 血圧は安定しています。ここ数日何回も測っていますが、高いときで上が135、下が85ぐらい。これは朝食前の起きがけに多い傾向です。一方日中は降圧剤の影響もあるのか上が125前後、下が75前後です。

 一時期早朝高血圧ではないかという疑いを持って調べていたことがあるのですが、これは通常値と早朝の差が20以上ぐらいで、全体の平均値が135以上ぐらいを目安にしているようです。

 朝は起きた瞬間に、睡眠時の体調から活動状態への体調に移行するわけですが、その際自律神経等の働きが悪いと必要以上に血圧が上がってしまったりするのではないかと疑っています。

 とすると、それを避けるためには、朝起きても、すぐにベッドから寝具を取り除きガバッと起きるのではなく、しばらくベッドの中でのんびりしてから起きるという習慣を付けたほうがよいのかも知れません。

 私は血圧が高い傾向もあって、目が覚めるとすぐに活動状態に入れることを誇りにしていましたが、どうやらそのような行動は、特に冬場の脳卒中や心筋梗塞を引き起こす確率が高くなるようで、今後は避けなくてはいけないなと思うようになりました。

 ちなみに私の母親も高血圧であると以前書きましたが、骨折で入院中は入院のストレスで朝は160/90とかなり高い値を示していましたが、昨日無事退院し自宅で血圧を測ったら130/70と、いっぺんに正常値に戻りました。やはりストレスは血圧によくないようです。


2011.6.13 ストレス解消は難しいです
 
 ストレス解消により血圧が下がることは分かっていますが、フルタイムではたらいていたときは、解消をする方法が簡単には見つかりません。

 私の場合は、50数歳のとき人事異動により学習の苦手な子達が集まる高校に移りました。(私の仕事は高校の理科教員でした)異動前は比較的落ち着いた学校でしたので、そのギャップは大きかったのですが、不思議とそれほどストレスはたまりませんでした。

 理由を振り返ってみると、いわゆる校長、教頭といった管理職クラスの人たちの学校運営の方法が優れていて、一般教員の主張によく耳を傾け、それでいて「こうしたい」ということをはっきり言ってくれたので、いわゆる上司への不満というものがほとんどありませんでした。

 その上で、一般教員も、学習の苦手な子達を少しでも勉強させるように、また学習マナーの出来ていない子供達にねばり強く接するために、教員集団というものが機能していたように思います。

 教員集団が機能すると言うことはどういうことかというと、目の前の生徒を少しでも高みに上げたい、そのためにどうするかを教員全体が互いに連絡を取り合って、相互に補完しながら指導に当たる体制が出来ていたということです。

 つまり互いの指導方法を確認、そして認め合い、その上で時には愚痴を言ったりすることをお互いに許し合えたと言うことです。この愚痴を言える環境というのは大事だなと思います。

 ところがその数年後管理職が代わり、教員や生徒のことよりも自分自身の保身と出世のことしか頭にないような人が校長、教頭となり、しかも言うことは県からの伝達事項をそのまま伝えるだけとなり、職場は一気に沈滞ムードになりました。

 その中で、私は年齢的なこともあり、たまたま教務主任となり、大きなストレスを抱えることになりました。それでも最初の頃は互いに話が出来る先生方もいたのですが、その方達が定年退職となり、後から補充されるのは講師や新任教員だけとなり、ストレスはさらに増加。

 そこへ持ってきて妻の突発的な病気と入院による闘病生活が重なり、息子(中学生)の世話をしながら学校でもストレス、帰りがけに病院で暗い気持ちになり、家に帰っても子供の世話で気持ちのはけ口がない、という状態になりました。

 そうやって2年間。妻は闘病の甲斐もなく他界。父子家庭となり、その後も1年間正規勤務を続けましたが、自分自身の体調に不安を感じるようになり(軽いうつ病だと思います)、一大決心の元早期退職、今に至っています。(続きます)



ウォーキングの降圧効果


高血圧の目次へ


表紙に戻る