ストレス解消、ウォーキングの降圧効果

2011.6.14 ストレス解消

 ストレスをため込んでいた時期は、それでもなんとかそれを解消しようと、今でも継続しているウォーキングを行ったり、旅行に出かけたりしました。

 もちろん旅行中や釣りをしているときなどは、仕事の事を忘れてのんびり出来ましたが、戻ってきて職場に入ると、その途端上司の顔が目について、とてもストレス解消処ではありません。

 幸いにも同じ理科教員の仲間は、互いに割と気楽に話し合える状態だったので、そこで愚痴を言ったり文句を言ったりすることによって多少なりとも不満のはけ口になっていました。

 しかし人事異動でベテランの先生が減少し、講師や若い先生ばかりが補充される学校では、年齢的に上の人間への負担は大きくなる一方で、結局我慢できたのは妻の死後1年間だけでした。

 振り返ってみると、フルタイムの最後の1年間は、妻の看病という重圧からは逃れられたものの、伴侶を亡くし、心が虚脱状態で、それでも仕事や子育てをやらねばならないというプレッシャーで、唯一あと1年で早期退職をしようという決意のみで精神状態が持ちこたえたような気がします。

 前回も書きましたが、今思えば明らかに軽い「うつ状態」だったと思います。

 で結局何を言いたいかというと、私の場合はストレス解消は職場を離れることでしか解決できなかったということです。

 今は非常勤講師で授業だけに注力すればよい環境ですので、仕事上のストレスはほとんどありません。2年前の状態がウソのように感じられます。

 要するに口では簡単にストレス解消と言いますが、実際に窮地に陥っていると、そんな簡単に解消はできないという事です。そんな中で一番効果があったかなと思うのは、他人とのコミュニケーションです。

 もしそのような愚痴の言い合いすら奪われていたら、私の症状はもっと悪化していたと思われます。


2011.6.15 ウォーキングの降圧効果

 50代後半で職場環境が変わったり、気軽に話し合える友人がいなくなったり、夫婦の片方が亡くなってしまったりするとショックが大きいです。それは30代、40代とは違った意味合いがあるように感じました。

 一言で言えば孤独感でしょうか。私の場合は仕事上のストレスを気楽に打ち明ける相手が少なかったこと、普段の生活の中で本来癒される家庭で、妻の看護さらには死亡という大きな負荷がかかったことによって、気持ちが落ち込みました。

 それは酒を飲んだり、旅行に行ったり、スポーツをしたりといった行為では解消されず、結局早期退職によって、ようやく解決の糸口がつかめたと解釈しています。

 そして現在は非常勤講師の仕事だけを行い、後は家庭菜園やウォーキング、ブログ書きといった、比較的自分自身が好きなことだけをやれる環境になりました(経済的不安はあります)ので、ストレスがあまりたまらず、時たまの急な血圧上昇を除いて落ち着いた状態にあると思います。

 そういった環境の中でも、日頃から特に体に対して良いなと思っているのが、これまでに何回も書いているウォーキングです。

 ストレス解消以外にも、ウォーキングは脂肪の燃焼という効果があります。これについて高血圧関係の本を見ていたら、運動好きのグループと運動嫌いのグループでは、高血圧発生頻度も運動嫌いの方が高いみたいです。

 また高血圧と診断されても持続的な運動を行うと、血圧は上下共に10ぐらい下がるというデータもあります。また激しい運動と軽い運動では、むしろ軽い運動の方が降圧効果が高く、これを30分ぐらい続けるのが良いみたいです。

 科学的なデータを見ても、やはりウォーキングは体によいことが良く分かりました。



杜仲茶


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