血行を良くすれば足もしびれなくなる?

2011.12.19 足のしびれから高血圧を考える

太ももの血管について調べてみたのですが、いきなり「静脈瘤」という言葉が一杯出てきました。「何何、足のしびれは静脈瘤が原因?」なんて心配になります。特に「瘤」という言葉が気になりました。

 しかしどうやらトイレのしびれとはあまり関係ないようです、要するに普通の状態でしびれを感じたときなどは要注意。またそういった人たちは足の一部の皮膚が盛り上がってボコボコした小山が出来る見たいです。

 また盛り上がりがなくても、皮膚の表面に網目のようなクモの巣のような細い血管が浮き出ているように見えるのも、そういった兆候のようです。

 原因は太ももや膝の裏側にある静脈の弁の動きが悪くなり、血液が滞留するという物です。療法についてもいくつか書いてありますが、ここでは省略します。

 ただあらためて血管中の血液の流れを図で見ていると、体の中で凄いことをやっているんだなと思います。何が凄いかというと、心臓は胸の位置にあって、そこから血液が流れ出すわけですが、足の方に落ちていくのは重力があるので比較的エネルギーは必要ありません。

 ところが頭の方には、重力に逆らって血液を持ち上げなくてはいけないわけですが、心臓のポンプの力と血管の弾力性を総動員して持ち上げるわけです。これが血圧になるわけですね。

 と今思った瞬間、「じゃあ無重力の宇宙空間で生活している宇宙飛行士の血圧は低くなるんだろうか?」と疑問を持ちました。時間のあるとき調べてみようと思います。

 で頭には苦労して血液を持ち上げ、いったん持ち上げてしまえば、後は重力で落ちてくるのを待つだけです。ただ途中に肩こり等で筋肉のこわばりがあると、そこを何とか通過させようとして血圧が上がるのかなと思えます。であるならば、高血圧患者は肩のストレッチが必要です。

 一方足の方は、行きは勝手に落ちていくイメージですが、帰りは登ってくるのでかなりのエネルギーが必要になりそうです。これは胸と頭、胸と足先の距離もだいぶ違いますので、やはり下半身の血流を促すことが大事です。

 トイレで足がしびれるのは、とうやら太ももの裏側にある静脈が圧迫され、血の流れが滞ることから生じるようです。従って少し太ももを上に上げるようにして、お尻だけで座ればしびれは減ると思えます。

 ただ基本は、太ももの裏側の筋肉が少ないか、柔軟性がないか、乃至は全体が冷えて筋肉自体が硬くなっていることによってしびれが起きるのではないかと推測できます。

 ということは、足踏み運動や太もものストレッチ、トイレ自体の温度の改善等でしびれは防げるし、高血圧予防にもなるという結論になります。



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