適量の葉酸で降圧効果

葉酸摂取で高血圧を予防?(2012.6.20)

 葉酸を摂取する量が多いと、高血圧の予防につながる可能性があるという研究結果がでたみたいです。アメリカの研究ですが、メールニュースで配信されてきました。

 一方葉酸は大量に摂取するとガンや様々な病気で死亡するリスクが高まるそうなので、適量が良い、ということになりそうです。

 詳細な内容は記事を読んでいただきたいと思いますが、要は適量の葉酸を摂取していたグループは高血圧になりにくかったということを、きちんとデータをとって証明したと言うことです。

 ただこれは発症リスクが低かったということで、現在高血圧症状を呈している人に降圧効果が認められたと言うことではなさそうなので、注意が必要です。

 それでも予防効果が多少あるなら、高血圧患者にとって悪い話ではないと思いましたので、この「葉酸」について調べてみました。

 ウィキペディアで葉酸の項目を見てみると、ホウレンソウの葉っぱから見つけられた酸なので葉酸という名前が付いたようで、葉酸を多く含む食品はレバー、緑黄色野菜、果物だそうですが、調理によっては葉酸自体がすぐに酸化され変質してしまうようなので、葉酸が必要な場合は生野菜や果物を食べると良いようです。

 もともとこの物質はアミノ酸や核酸の合成と言った、細胞の中では大変重要な化学変化を助ける働きがあるようなので、不足すると貧血や免疫機能が低下が起きるようです。

 またガンに対しては、その人の症状により多い場合がよいとか少ない場合が良いというように分かれるようなので、自己判断はしない方が良さそうです。当然ながら葉酸を含んだサプリメントについても注意する必要がありそうです。

 一方「葉酸 高血圧」という語句で検索すると、動脈硬化に効き目があるという記述が多いようなので、以前から高血圧への効果は指摘されていたんですね。ただ今回の研究がそれを実証したということになるようです。

 しかし果物や生野菜すなわちサラダを食べた方がよい、というのは高血圧患者にとっては取りたてて目新しいことではなく、肉食を控えて野菜類を多くすればいいという、ごく当たり前の結論になります。

 ただその摂取の仕方で、熱を加えてしまうと効果が薄れると言うことが分かりましたから、常にサラダや果物を意識しないといけないなと感じました。



猛暑後の血圧上昇


高血圧の目次へ


表紙に戻る