高血圧患者の冬場の過ごし方

この冬の高血圧症状は軽くすみました(2013.4.2)

ここのところ、このサイトの内容でも分かるように、時々ちょこっとした体調不良はあるものの、大筋のところでは、早期退職後は基本的に健康な体になったなと感じています。

 特に今年の冬の血圧は高めで推移していたものの、概ね安定。これには冬場の生活の改善がかなり大きな影響を及ぼしていると思います。

 基本的には、寒い冬でも暖かい日中はなるべく歩く。歩く時間は40分〜1時間。このウォーキングが充実していると、夜の睡眠も深くなるような気がします。

 逆にほぼ1日中コンピューターの前に座って、運動といっても食事の準備や掃除、洗濯ぐらいしかしないときは、眠りも浅くなります。結局体はある程度筋肉を使ってあげないといけないと言うことですね。

 その事と、さらに血圧は太ももの筋肉量が大きく影響し、加齢と共に太ももの筋肉が衰えるため、体温維持のための発熱量が減り、体が冷える傾向が強まるということを知りました。

 そして体が冷えやすいと言うことを神経が感知したり、手足の指先が冷えていたりすると、内臓等の諸機能を維持するため体全体の体温を上げろと言う指示が脳から出ます。

 体温を上げるためには、体内での化学変化を活発にし、そこから得られる熱エネルギーを取り出すことになるわけですが、その熱エネルギーを体のすみずみまで運搬するものが血液です。つまり血液は温かい、と言うことです。

 そうすると血液を冷えて細くなった血管に無理矢理通さなくてはいけないので、必然的に血圧を上げざるを得ない、と言うことになります。 (つまり冬場の血圧上昇は、ある意味体の正常な反応であるとも言えます)

 冬場の高血圧の原因というのを、私は以上のようなメカニズムによって起きると納得できましたので、寒い日でも太ももだけは鍛えようと思い、以前にも書きましたが、夕食の準備をしながら、最初にラジオ体操、次にスクワット30回〜50回。斜め腕立て伏せ60〜100回。つま先立ち80〜100回というのをやるようになりました。

 効果がはっきり表れたと断言することは出来ませんが、今年は寒い冬だったにも関わらず、全体としては血圧は安定していたと思います。時折ふっと上昇することもありましたが1〜2日後には元に戻りました。

 そんな経験を通して、たぶん太ももの筋肉の衰えが高血圧の一因になっているのだろうと私なりに解釈しています。

 そこで暖かいときにウォーキングをするというのも、その効用は有酸素運動だという記述が多いですが、実はしっかり歩くことにより間接的に太ももの筋肉が鍛えられているのではと思っています。

 ということは、歩くときも出来れば太ももを持ち上げることを意識して歩いた方が良いという結論になりますが、それだと歩きがぎくしゃくするので、私は河川敷の遊歩道からちょっとはずれた、なるべく凸凹の多い道を歩くようにしています。

 これなら自然に足を持ち上げる運動が出来ますし、バランス感覚が衰えるのも防ぐことが出来るかなと思っています。



ディオバンを減量


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