コーヒーで血圧は
上がるのか下がるのか?

コーヒーと高血圧(2013.6.20)

 冬場に高血圧の通院でいつもの診療所に行ったとき、時々「動悸を感じることがある」と伝えると(冬場は突然血圧が不安定になる事があるようです)、「コーヒー飲んでませんか?」と聞くので、「飲んでます」と答えると、「コーヒー等のカフェイン入り飲料は控えたほうが良いですよ」と言われました。

 確かにカフェインは精神を高揚させる働きがありますから、それに伴って動悸とかも生じやすくなるのかなと思いましたが、1日に一杯程度でそう言った症状が出るものなのかなと思いつつ、診療所を後にしました。

 結局、自己判断で「1日に一杯ぐらい飲んでも問題はなかろう」と勝手に判断し、今に至っていますが、冬場に感じたような動悸は、暖かくなると共にいつのまにか消えています。

 そういえばこのブログでも書きましたが、喉の違和感、腫れといった感覚もなくなっています。さらに一時期視力が落ちたと思われた目についても、眼科で「大丈夫ですよ」と言われた頃から、あまり気にならなくなりました。

 心理的に気にするから、ますますその症状が重くなったように思え、そうなるとさらにそれが何らかの悪い病気の兆候ではないかと考え出すのは、いわゆる「心気症」と言われる精神的な症状の一つですが、冬場に身体的な不調がよく出ると言うことは、やはり体が過度に冷えるのは良くないことなんだろうなとも思えます。

 その意味では、体が温かい状態というのが良いわけで、その状態を変化させる要因は、内的には体温、外的には気温の変化であるような気がします。

 つまり冬場は体を温める食べ物を食べ、血液循環のための運動を行い(血液がよく循環することにより、筋肉で作られた体温が体全体に行き渡ります)、充分な睡眠時間を確保する必要があると言うことです。

 一方夏場は、汗の発汗状態をよくするとか、体を冷やす食べ物を食べるとか、水分補給を欠かさない等を意識することによって、体温が上がりすぎないようにコントロールすると熱中症等にならないのかなと思えます。

 で最初に戻ってコーヒーですが、毎日1杯のコーヒーが健康によい、と言う記述も多く見られます。カフェインによって動悸が生じるという考え方もありますが、それによって脳内の活動を活性化するという考えもあります。

 また新陳代謝をよくして糖尿病を減らすと言う効果もあるみたいです。心臓病のリスクを下げるとか、血栓を作りにくくするという記述もネットでは見ることが出来ます。

 一方コーヒーを飲むのを避けた方がよい人は、貧血気味の人、胃病を持っている人だそうですが、これは分かるような気がします。

 なおコーヒーと血圧ですが、カフェインの作用で血圧は上がるような気もしますが、むしろ下がると言うのが最近の研究のようです。

 では私が感じた動悸はどうなのか?冬場の場合、別にコーヒーを飲まなくても感じるときもありますから、もしかするとたまたまコーヒーを飲んだときと関連づけて考えてしまう傾向があるのかもしれません。

 というわけでバンコクで買ってきたコーヒーを飲みながら、今日の記事を書いています。



降圧剤とだるさ


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