降圧剤ディオバンのデータねつ造は不快

旅行でストレス解消、バルサルタン データねつ造、平均寿命(2013.7.30)

 7月26日から昨日30日までストレス解消と健康維持のためにバンコクに行っていました。この時期のバンコクは猛暑かと思っていたのですが、日本と同じような梅雨空で、意外に気温が低いのに驚きました。しかも毎日のように夕方3時ぐらいから激しく雨が降り、6時頃には上がっています。

 この雨で夜は湿度は高いものの、気温は25度前後に下がり、一晩中蒸し暑い埼玉から来ると、意外に過ごしやすいことが分かりました。

 昨晩9時半に自宅に戻り、たまっていた新聞記事の中で健康関係をピックアップ。気になったトップは「バルサルタン」(ディオバン)のデータねつ造。データそのものを改ざんしたことが分かってきて、いわゆる降圧剤としての効果はあるものの、それ以外の付加的な効果はなさそうだというのが結論のようです。

 一方この薬の薬価は、他の薬品に較べても高く、私自身、もう5年ぐらい服用を続けていると思いますので、その支払総額はかなり高額です。

 かかりつけの医師が処方した薬ですし、服用していて特に問題も感じませんでしたが、値段は気になります。私が利用しているのは80mgで、1錠125.3円。缶ジュース1本分です。実際には保険診療で3割負担ですから38円ぐらい。(しかし保険診療で3割負担と行っても、実際には年間で何十万という健康保険料を払っていますので、総額で考えると、やはり1錠100円を越すような気がします)

 新聞記事では、同じような効能を持つ薬ならもっと安くなると言う記述もあり、だとしたらこれまで払ってきたお金はどうなるんだ?と怒りを覚えます。ただバルサルタンそのもののジェネリック製品はまだ出ていないみたいですから、まったく同じものというわけでもなさそうです。(ネットでは2014年に発売されるという記述もありました)

 もう一つ気になったのが「平均寿命」の記事。女性は86.41歳で世界一。男性は79.94歳で第五位。厚労省は「まだ伸びる」というコメントを出していますが、「いたずらに伸びてもなあ」と言う気もします。

 というのも健康寿命は男性が70〜71歳、女性が73〜74歳だからで、この健康寿命と平均寿命の差は年々広がっているというデータもあるからです。

 と言うことは日常生活に支障のある状態で生活せざるを得ないという高齢者が増えているという事です。そう言ったことを意識しているのか、我が家の近くの河川敷を早朝から散歩する高齢者が増えています。

 しかし一方で病院に行くと暗い顔をした高齢者が大勢待合室にいます。現在の医療体制は、いかに長く生き続けるかと言う治療に重点が置かれ、いかに生活の質を維持するかという観点が低いようにも思えますが、これは病院という特性上しょうがないのかもしれません。

 要するに自分の健康は自分で責任を持つと言うことしかないわけで、健康食品がもてはやされるのは、そういった事情もあるのかもしれません。


ハワイで血圧安定


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