筋肉が減ると姿勢が悪くなり、血圧が上昇

加齢に伴って、大殿筋、大腿部の筋肉が減少(2013.9.15)


 高血圧や冷えの原因の一つに、加齢による大腿部の筋肉の減少があると言われています。これは私自身ここ数年感じることですが、夏でも寝るときは長ズボンのパジャマの方が短いものより寝やすいようになりました。

 先日の新聞では、80歳ぐらいになってくると、男女を問わず、夏でも靴下を履かないと爪先が冷える、というような記述もありました。

 私の場合足首から先については、まだそれほど冷えを感じることはないようですが、寒くなってきたとき、太ももに冷えを感じる頻度が高くなり、股引を履かないと駄目だ、と思うことが多くなりました。

 小学生ぐらいの子供達が冬でも半ズボンを履いていたり、女子高生が冬でも短いスカートを履いていたりするのを見ると、それだけで足下に寒さを感じる年齢になってしまいました。

 しかも冷えだけなら良いのですが、冷えることによって筋肉が収縮。動作が鈍くなり、さらに毛細血管まで収縮しますから、その結果血圧も上がります

 それを避けるためには太ももの筋肉の発熱量を維持したり、筋肉そのものが減らないような努力をしないといけないんだなと言うことが分かってきて、前回の冬あたりは、外を歩けない分、室内でスクワットをやったりしていました。

 そのせいかどうかは分かりませんが、前回の冬は冷えこそ感じたものの、血圧が極端に上がるというようなことは少なくなったように思っています。

 と言うことは暖かい時にもっともっと大腿部の筋肉を鍛えておかないといけないんだなと思い、意識的に歩くようにしています。

 それはそれで良いのかなと思っていますが、最近になって、もう一カ所筋肉量が減ってきたんじゃないかと思える部分を意識するようになりました。

 それはお尻の筋肉。すなわち大殿筋です。どんなときに感じるようになったかというと、堅い木の椅子に座ったとき、尻の骨が椅子の木と直接接して痛い、というような感覚を持ったり、今こうやってブログを書いているとき、クッションのある椅子に座っているにもかかわらず、以前に比べて椅子の固さが気になると言うようなことです。

 他にも長距離ドライブで、車のシートが硬く感じられるようになったとか、律儀に振り返って考えてみると、どうやら大殿筋が減少しているのではないかと思えることが多くなりました。

 そこで加齢に伴う筋肉の減少が著しいのはどの部位なのかと調べてみると、やはり大腿部の筋肉、お尻の筋肉、さらに腹筋や後背筋という、要するに腰の周りを取り囲んでいる筋肉の減少が著しいようです。

 これらの筋肉は、元々が運動や姿勢を維持するための必要な重要な筋肉ですから、これらが衰えると言うことは姿勢が悪くなり、歩行等の運動能力が低下し、さらにそれぞれの筋肉が大きいことを考えると、血圧上昇の要因にもなるように思えます。

 というわけで、では加齢に伴うこれらの筋肉の減少を食い止めるために、スクワット以外にどんな方法があるのか、と言うことを、次回以降少し調べてみようと思います。


高齢者の筋肉を増やす


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