太極拳よりヨガが良さそう

「ヨガ」は炎症を抑え、血圧を下げる?(2014.2.21)

 健康に関するメールマガジンを読んでいたら、高血圧患者に「ヨガ」が良いという記事がありました。

 早速内容を読んでみると、「ヨガをすることで人はリラックスし、心拍数が低下する。これは高血圧患者に大変良い効果だ」と書かれています。

 この文章だけ読むと、なんだ要するに健康法の一つだなと思ってしまいますが、この記事では効果を確かめるために実際に、それまでヨガを実践したことのない乳ガン克服後の患者200名を対象に客観的な調査を行ったと書かれています。

 それによれば200名を半数に分け、100名は何もしないグループ、もう100名はヨガを行うグループに分け、その後の感想を調査。

 結果はヨガを実践したグループの方が疲労を感じず元気だと感じる人が多かったと言うことです。

 しかしここまでは主観の話しですね。実際にヨガを実践すれば、何らかの心理的効果があり、きっと体にも良いだろうという前向きな意識も出てくると思います。

 そのため、実際に体調がそれほど変化していなくて、元気になったと思いこみたい心理的要件があるように思えます。

 ところが、この実験?ではそういった主観的な記述だけでなく、炎症マーカーとして知られる3種類の血中タンパク質の濃度を比較したとのことです。

 これが多いと体内で何らかの炎症が起きていると言うことになるみたいですが、ヨガ実践グループはこの値が実践しなかったグループより10〜15%低下したと書かれています。

 当然ヨガの効果だと思われるわけですが、では何故低下するのかという疑問になると、これは推測にしかならないようです。記事では、ヨガによって「ストレスが減った」「睡眠の質が改善した」事によって、体内の炎症が減ったとされています。

 ストレスが減れば、当然高血圧にも良いと思われます。私は過去に血圧低下を目指して「大挙拳」をやろうと思い、DVD付きの書籍を購入して実践したこともありますが、DVDだけでは動きがよく分からず、結局数か月で挫折。

 ヨガの方が動きが静的に思えるので、もしかするとやりやすいかもと思うようになってきました。今度図書館に行ったとき、ヨガの本でも借りてこようかと思っています。

 ただ徐々に暖かくなってきていますので、今後は室内での太極拳やヨガよりも、外に出かけてウォーキングやサイクリングの方が、良いような気もします。 



歩く距離と血圧の関係


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