原因を考えてから降圧剤を利用

血圧が高いことは常に悪いことなのか?(2016.6.14)

 血圧は下げないと危険だと、ある意味呪文のように言われています。健康関連サイトでは、常に血圧注意と書かれています。ではどの程度の血圧だったら安心できるのか、高血圧の目安はいくつぐらいなのか、と調べていくと諸説紛々。

 さらに基準血圧を下げることによって、医者や製薬会社が儲かる仕組みになっているというような噂?もあり、自分の健康についてまじめに考えている人は悩むばっかりです。

 私自身何回も書いているように、30代に職場で責任ある仕事を任され、ストレスが大きくなり、連日連夜の飲みすぎ、食べ過ぎで体重増加を感じ、その頃から降圧剤のお世話になっています。

 しかしいまだに不満なのは、この時訪れた医者は、血圧が140〜150/90ぐらいで、「血圧が高いですね。薬を飲みましょう」という言い方で、いわゆる生活状況の聞き取りとかが一切行われなかったことです。

 この時「血圧が高いようですが、原因に思い当たりますか?だいたいこんな生活をしていると、血圧は上がってきます」という診断をされていれば、日ごろから健康には留意する人間なので、降圧剤を飲むにしてももっと遅い時期になったのではないかと思っています。
 
 今こういった健康に関するブログを書くようになって、それなりの知識も増えてきましたが、そもそも人体はすべての器官が、微妙に統合調整されて稼働している機械のようなものだと思っています。

 その機械の一部が経年変化によって動きが悪くなっていくわけですが、すべての諸器官が滞りなく動くための潤滑油の一種が血液ではないかと思えます。

 機械の場合は、該当箇所に潤滑油を注入すればいいわけですが、人体の場合は、その部分だけの血流だけを整えるというわけにはいかないので、全体として心臓からの圧力を高くして、末端の潤滑油(血液)が乏しくなった部分に、なんとか送り込むという作業を行っているのではというイメージがあります。

 もしこの考えが正しければ、そういったことを組織が欲しているのに、降圧剤で血圧を下げれば、末端で滞っている血流は改善しないという事になりそうです。

 一方、血圧を上げたことによって、別の場所で血管にほころびが出来ていたりすると、そこから血管が破断し血液が漏れる、という現象が起きる可能性もあります。

 このあたりの微妙なバランスが問題ではないかという気がしているのですが、その目安が高血圧の基準値になっているのかもしれません。



糖分にも注意が必要


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