血圧の本質は誰も理解していない

2017.3.16

 体重増加を意識して、朝食を少し減らして様子を見ています。 一昨日は最高150/88となりましたが昨日も何回か図った血圧の最高値は朝方の158/87でした。

 しかしその後徐々に落ち着いてきて夜になって寝る前は137/77でした。要するに1日の内で少しずつ下がってきたわけですが、食事や睡眠、運動を意識すると下がるようです。

 今日は朝方は135/79で、今現在は121/80。まあこんなもんだろうという値です。体重は57kgになりましたので、この値を維持できれば、これ以上血圧は上がらないのではと思っています。

 ネットで血圧関連の記事を読んでいたら。「血圧を下げる新常識」として「高血圧の薬は飲むなはウソ」という記事がありました。最近一部の週刊誌が特集を組んでやっていたことですが、きっかけは私も服用していた「ディオバン」(バルサルタン)の論文ねつ造です。

 心筋梗塞や脳梗塞のリスクが減るという宣伝文句が実はねつ造だったというものですが、一連の報道の流れでちょっと疑問を感じました。

 それはねつ造については確かにそういった誇大広告の意味合いがあったんだろうなと思っていますが、肝心の血圧降下効果についての検証記事は全く見当たらないことです。

 つまり降圧効果そのものに疑いの余地はないということで、実際私のかかりつけの医師も、あの報道があってから「降圧剤の種類を変えましょう」という言い方はしていません。つまり降圧効果はあると判断しているのだと思います。

 ただし製薬会社と医師との癒着というか金銭的な契約関係で、ある程度医師はその薬を使わなければならない等の制約があるのかなという気はしています。

 それはそれとして上記の血圧を下げる新常識の記事内で、高血圧のタイプとして、血管収縮型と血管膨張型の二種類があるという説明が面白いなと感じました。

 全く相反する考え方ですが、前者は55歳前の若い人、後者は65歳以降の高齢者に多いという事です。ただ説明の中で血管膨張型は納得できましたが、血管収縮型はなぜ収縮するのかという説明が十分でないため納得できませんでした。

 ただ私の場合はすでに60代半ばですから血管膨張型になっているはずです。だとすると体内に取り込んだ塩分を薄めるためにがぶがぶと水分を補給すると血管が膨張し血圧が上がるという事になりそうです。

 しかし血液そのものにコレステロール等が多く含まれ、いわゆるサラサラ血液ではなくドロドロ血液になったため血が流れにくくなり血圧が上がるという考え方もあります。

 これを改善するために水分を補給して(コレステロールや中性脂肪を減らすのはもちろんですが)全体の濃度を薄めるという方法もあるのではという気がします。

 早い話が、単純に収縮とか膨張という言葉では説明できないメカニズムがいろいろ働いているということで、医療側もまことしやかに説明をしますが、実のところ本質は不明というのが本音ではないかなと最近思うようになっています。



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