血圧計の使用法

 血圧計の使用法など、あらためて書く必要はないのかもしれませんが、ブログでも書いたように、医者の言う血圧と自宅の血圧計の10mmHgという数値の差が気になり、血圧計の測り方を今更ながら説明書で再確認してみました。

 この血圧計は上腕部で測定する形式ですが、取扱説明書を見ると腕帯は1日2回の測定で交換目安は1年半と書かれていてびっくり。実はもう8年ぐらい使っています。ただ空気もれ等はないので、まだ使えると思っています。

 次にこれを私は見逃していたのですが、腕帯は肘関節より1〜2cm上に巻くのだそうです。私は肘が曲がる線の所に腕帯の端っこをぴったり合わせていました。さらに説明書にはぴったり巻いてくださいと大きな字で書かれています。

 これは測定についてかなり重要なポイントのようで、腕帯にもそのような語句が大きな字で書かれています。長期間使っている内に、いつのまにか適当に測ることに慣れてしまったようです。

 ただ、私はぴったり巻くことは知っていたのですが、腕が細いのでぴったり巻こうとすると、ちょうど良い具合の所に腕帯の折り返しの金具が来ます。そのため常にほんの少しゆるめに巻いていました。そこで今回、少しきつめに巻き、腕帯の位置も指示通りにしてみました

 するとなんと・・・血圧が下がりました。ではなくて正確には表示された数字が10mmHgほど低くなり、医者の言う数値とほぼ一致することが確認できました。

 つまりこれまでの測定値はやはり高めに出ていたと言うことです。こんな単純なことを見逃していたことにびっくりです。そこで試しに今日(2011年3月5日)は今まで通りの方法で2回、新しい方法で2回測定したところ、前者が154/93、137/93で後者が145/80、142/82となり、後者の数値が安定していて、なおかつ低めに出ることを確認しました。

 どうやら腕帯を巻く位置が悪いと、結果は高めに出るようです。しかし、ぴったし巻いたときと巻かなかった時の差はそれほど感じません。

 ただしネットであらためて確認したところ、ぴったし巻かない場合、腕帯の圧力が動脈まで伝わらず、そのため脈が動き続け血圧は高めに測定される、という記述が「パナソニック」のホームぺージに書かれていました。

 また猫背やあぐら、腕を下げて測る等の場合も血圧値は高くなるそうです。

 医者での数値と自宅での数値が異なる場合、つい心配しすぎて「仮面高血圧」とか「白衣高血圧」、「夜間高血圧」といった病名を意識してしまうのですが、基本的な測定方法の見直しも必要だということが良く分かりました。



両腕の測定


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