両腕の血圧の差で分かること

 寒い日が続いていますので、血圧の方も少し高めの状態が続いています。今測ったら137/90でした。上が低いので、極端な肩こり、のぼせ、眩暈等は感じませんが、下の90はやはり気になります。

 健康に関するメールを時々配信してもらっているのですが、2月1日「血圧は両腕で、心臓病の潜在リスクも明らかに」という題の付いたメールが来ていました。イギリスの研究結果のようです。

 内容を読むと、血圧を両腕で測定し、その最高血圧を比較したとき、その差が15以上ある場合は、「足に血液を供給する動脈の狭窄および硬化の危険性が増していた。脳への血液供給を阻害し認知症の原因にもなる脳血管疾患とも関連していた。さらに、心血管障害による死亡率も上昇していた。」(引用終わり)というような結論が得られたということです。

 さらにこれらの疾患は表面上は無症状なので、両腕による血圧測定が早期発見につながると書かれています。

 気になって早速右腕でも測ってみました。しかし右腕はやりにくいですね。いつもは右手を使って巻いているのに、逆になっただけですごくやりにくく感じます。 巻く向きが反対側になるからかもしれません。

 さて結果は、140/89ぐらい。上も下もほぼ同じで安心しました。

 なおこの研究はさらに後日にもニュースが追加されていて、それによれば、血圧差が10以上あると鎖骨下動脈狭窄(きょうさく)症、末梢血管疾患と関連があるそうで、さらに15以上では脳梗塞や心血管死に関連があると認められたようです。

 要するに1個のポンプ(心臓)で血圧を押し出しているわけですから、測定する高さが等しければ、その圧力は等しくなるはずなのに差が出るということは、その先の血液循環に何らかの障害があるということだと思います。

 しかし自分で血圧を測定しても、数分後には10ぐらい変動することもありますから、きちんと確かめるのであれば血圧計を2台用意して、同時に測らなくてはいけないのかなとも思えます。

 一方、日頃の測定のついでに、たまには両腕で測ってみるのも必要なんだなということも、この記事でよく分かりました。



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