かつお節オリゴペプチドの血圧降下作用

 ペプチドと血圧に関するホルモンの関係を調べるために、先ず「ペプチド アドレナリン」と入れてグーグルで検索すると、どーっとカタカナが溢れて目が回りました。ずいぶん専門的な領域に入ってしまったようですが、用語の解説、健康食品の紹介、ダイエットに関するものと様々なページが入り乱れています。

 そこでさらに検索項目に「血圧」をつけ加えると、「高血圧を知る」というページが出てきました。書いているのは大阪府のお医者さんです。

 この中で「体調を整える働きのある成分を加えた食品で、・・・中略・・・厚生労働大臣が製造販売を認めた食品」を「特定保健用食品」といい、その中に降圧剤のACE阻害薬と同じような作用で血圧を下げるはたらきがある食品があるみたいです。

 その名前が「ラクトトリペプチド」というもので、その他にもGABA、杜仲茶、かつお節オリゴペプチドなどの名前が挙げられています。ただしこれらの効果については、わずかに低下させたという報告がある、としか書かれていません。

 また別のブログでは、血圧降下作用のあるペプチドとして、ラクトペプチド、カゼイオンペプチド、イワシペプチド、かつお節ペプチド、ゴマペプチドというのがあるそうです。

 そこで「かつお節ペプチド 血圧」と入力して検索してみると、今度は日本サプリメントの会社のページが出てきました。そこには、このペプチドは血圧上昇の酵素であるACEのはたらきを阻害すると書かれています。

 つまりACE阻害薬と同じだというわけです。そう思って今度はACE阻害薬を調べたら、昔飲んでいた「タナトリル」というのが出ていました。
 
 ここまでのまとめですが、発端は、「かつお節オリゴペプチド」は血圧を下げる働きがあるかもしれないので調べてみようということでした。その結果、その成分の中に降圧剤の一種である「ACE阻害薬」と同じ作用をする成分がありそうだ、というところまできました。

 さらに以前私が服用していた「タナトリル」という薬は、その「ACE阻害薬」の一つであることも分かりました。であるなら、「かつお節オリゴペプチド」は血圧や健康に良いのか、という話しの展開になります。

 そこで先ず改めて話しの発端になった新聞広告のグラフを眺めてみました。飲んだ人と飲まなかった人の血圧の比較図ですが、飲んだ人は15mmHgぐらい下がっています。

 なるほどなあ、と思いつつ、ではその臨床実験を行った対象者は何人かと見ると、なんと30人です。1000人ぐらいのオーダーで組織的に行った訳ではなさそうですね。しかも結果に個人差ありとも書かれています。

 まあ中には効かない人もいるでしょうから、そう書かざるを得ないのかなと思えます。良心的であるともいえます。

 次にでは実際に飲んで効果のあった人はいるのか、という実例を知りたくて、ネットで検索してみました。検索語句は「かつお節 オリゴペプチド 血圧 飲んでみた」という語句です。

 たくさんのページがヒットし、10ページほどかいつまんでみてみましたが、どれも紹介ばかりで、実際に飲んでみたというブログを見つけることは出来ませんでした。

 であるならば自分で飲んでみるか、とも思いましたが、値段を見ると1日6錠180粒入りが通常価格で3675円と書かれています。これで一ヶ月分です。安いと感じる人と高いと感じる人がいると思います。



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