なぜ酢は血圧を下げるのか

酢の成分と血圧降下作用(2012.1.18)

 昨日に引き続き今日も「」について見ています。調べている理由は「なぜ血圧が下がるのか」、と言うことが先ず第一点です。

 これについて調べてみると「mizkan」のサイトで詳しく書かれていることを発見。ここにも飲み始めて2週間ぐらいから血圧が下がり始めるというグラフが出ています。

 と同時にページの下の方に「なぜ血圧が下がるの?」という項目があり、お酢の主成分である「酢酸」は、体内で代謝されるときに「アデノシン」という成分を生成し、これが血管の拡張効果を持っているということのようです。

 では代謝とはどのようなメカニズムなのか、これについても気になったので調べてみると、生体は酢酸を摂取すると、エネルギーを司るATP(アデノシン三リン酸)という物質を分解し、その時アデノシンが残り、血圧をさげるわけです。

 ただアデノシンの効果は長続きしないため、飲み続けないと血圧はすぐに元に戻ってしまいます。ということは中途半端に飲むと返ってリバウンドのような現象が起きて血圧が上がってしまうかもしれません。

 降圧剤と同じで、飲むと決めたらじわりじわりでも良いですから、ひたすら飲み続けることが必要になりそうです。

 とすると今度は酢の種類で飲みやすいものは何かということになり、ミツカンのサイトでは「黒酢」を勧めています。

 ただなぜ黒酢がよくて、普通の酢ではないのかと言うことはよく分かりません。あえて言うと、黒酢は酢そのものを長期間熟成した物のようで、熟成した分栄養素が豊富に含まれるということのようです。

 しかし酢そのものの成分は通常の料理で使う米酢とまったく同じですから、血圧降下作用は普通の酢でも充分なような気がします。

 つまり健康のために、料理の中に酢を多用すれば、自然に摂取量が増え、血圧も下がる可能性があります。ただそういった料理を常に考え続けるのは面倒だ、ということは当然考えられますから、その場合は飲みやすい酢の飲料を探すということになります。

 ちなみにミツカンのページでは1(L)が577円で、これが10日分だそうですから、一ヶ月なら1600円ぐらいかかります。

 価格だけを見た場合、医者にいって一ヶ月分の降圧剤を処方してもらう場合の価格とそれほど変わらないような気もします。

 体にはどちらがよいのか、と考えればお酢の方に軍配が上がりそうですが、降圧効果と持続性を考えると医者の薬の方がよいような気もします。ただ何回か書いているように、グレーゾーンの方はすぐに薬を使うより、体重を減らし、運動をして、その上でこういったお酢の飲料を飲むのも良いような気がします。  



高血圧にあう酢


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