自律神経を整える(2011.5.2)

 血圧は常に130/80前後になってきました。私にとっては快適な値です。アムロジンを半錠にしましたが、上が145を越すことは滅多にありません。下も90を越えることがなくなりました。当分ディオバン80mg+アムロジン半錠2.5mgの組み合わせを続けるつもりです。

 コンスタン半錠を飲んでいるせいか、夜もよく眠れるようになり、動悸は軽いものしか感じません。ただやはり寝るときと起きがけに比較的よく感じます。

 自分が男の更年期に入っていて、それが原因で自律神経のバランスに乱れが生じ、時々何の前触れもなく動悸、息切れが起きることがあり、これは年齢的にしょうがないんだと納得したら、気分的にも少し楽になりました。

 その上で、寝入りばなと起きがけの動悸について考えてみたのですが、自律神経の乱れという事を考えると、これは体が夜と昼の違いを明確に意識していないということになります。

 そこでまず対策として、夜9時以降のパソコンはやめました。これまでついついブログやホームページの更新、その他旅行情報の検索などインターネットで遊んでいることが多かったのですが、これでは寝る直前まで大脳が活発に活動しているなと思い、同じ活動でももう少しリラックスした活動にしようと考えました。

 具体的には読書、落ち着いたテレビ番組(あまりありませんが)、趣味のギター演奏などです。これを5日ほど続けていますが、コンスタン半錠の効果とうまくあっているよな気がします。

 それでも感じる動悸は、要するに体がまだ昼の体になっているということですから、部屋は出来るだけ暗くし、ベッドに入ってから軽いストレッチと深呼吸で息を整えるようにしています。昨日は熟睡でした。

 ところで、寝る方は昼間の体の状態を自律神経が引きずっていることによって、寝ようとしたときもまだ心臓が活発に動き興奮状態にあり、それを動悸として感じるのではないかと考えました。

 逆に、起きがけの動悸は何故起きるのかを考えてみました。これは体が寝ている状態から、起きる状態まで急に変化させようとして起きるのではないかと思いつきました。

 特に私は血圧が高く、悪夢を見たときに測定した血圧は下が100を越し、上も180前後というひどい値でした。動悸を感じ血圧を測るとこの値ですから、この動悸は高血圧によるものだと判断してきました。

 そこであれこれ血圧を下げる方法を考えていたわけですが、これも更年期による自律神経の乱れと考えると、納得のいく説明が出来ることに気がつきました。

 つまり昼間は血圧が高い状態ですが、夜になって、なんとか寝入ると徐々に血圧は下がります。(どのくらい下がっているのか知りたいものですが)しばらくするとレム睡眠とノンレム睡眠のサイクルに入ると思うのですが、この眠りの深さが全体的に浅いと、ノンレム睡眠時には起きている状態に近い状態に体がなってしまい(夢を見る状態)、それを自律神経が体が起きたという判断をして、血圧を上げ始めるのではと推定してみました。

 その結果、頭は半覚醒状態で夢を見ながら、体は心臓が活発に動き始め活動状態に入り、血圧が上昇。その結果不快感や動悸を感じて目が覚める、ということなのかなと思い始めました。

 そう判断したのは、「コンスタン」を飲むことによって、全体の眠りを深くして、ノンレム時にも体が寝ている状態を保てるようにした結果、血圧がそれほど上がらず、悪夢も見なくなったからです。

 ただ起きがけは、これから活動するぞ、と言う指令が自律神経に出ますから、そろそろ起きるかという時にはやはり動悸を感じてしまうわけです。しかしいったん起きてしまえば、体も活動状態に入るわけですから動悸を意識しなくて済む状態になるということです。

 結局自律神経のバランスが乱れるというのは、頭の睡眠のサイクルと体の活動状態のサイクルに時間差が出来てしまうことによって生じるのかなと思うようになりました。

 というわけで、どうやら私は男の更年期によって生じる自律神経失調症のまっただ中にいるようです。これがいつまで続くのか、始まりはいつだったのかもはっきり分かりません。しかし自分の体ですから、ダマシダマシ気長に付き合うしかありません。



息切れ


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