新聞の紙面広告の大部分は健康食品

シニアをターゲットにしている新聞広告(2013.6.19)


 健康状態悪化で早期退職をして早や三年三ヶ月が過ぎようとしていますが、この間ストレスが減ったせいか、体調はフルタイム時よりも良くなっているように思います。

 ただし先日も書いたように、加齢のため反射神経や筋力は少しずつ衰えている気もします。一方平日家にいることが多いので、新聞を細かく読むようになりました。特に下段の広告欄が面白いですね。世相を反映しているなと思えます。

 週刊誌の広告は主な内容が書かれていることが多いのですが、政治と健康そしてスキャンダルの話題が圧倒的です。自費出版の広告も目につきます。高齢者が増えて、何か一つ記念に書いてみようと考える人が多いのだと思います。

 それ以外に目につくのが旅行と健康食品で、いずれもシニアを対象にしているように思えます。特に健康に関するものは、私が意識しているのでなおさら目立つように感じるのかもしれませんが、毎日毎日これでもかとばかり広告が出ています。また健康に関する書籍の紹介もあります。

 中には広告文を読んでいるだけでためになる情報もありますが、不安を煽るようなものもあります。今日の広告では書籍の紹介で「寝たきりにならない・・・・」「認知症にならない・・・・」「医者がすすめる・・・・療法」というような語句が目につきます。

 筋力作りと脳を如何に有効活用し呆けないようにするかと言うことを強調している書籍ですが、それぞれが何か特別な運動や方法みたいに書かれています。

 しかし問題は、どんな健康法も「継続できるかどうか」という事であるような気がします。その意味では普段の生活に直結するような運動が一番良いわけで、毎日5分と言われても、いつの間にやめてしまうことが多いのではないでしょうか?

 本当に運動が必要なら朝晩のNHKのラジオ体操が一番良いような気もします。あれならともかく朝の6時半に起きていればテレビを見ながら実行出来ます。慣れている人は別に画面を見なくても、やりたいと思ったとき自分でメロディを口ずさんで行うことも出来ると思います。

 実際寒い冬場で散歩が辛いとき、私はリビングで夕食準備をしている合間に、このラジオ体操や斜め腕立て伏せ、スクワット等をやっていましたが、血圧にはかなり効果があったと確信しています。

 また暖かくなれば室内での運動ではなく、やはり戸外でウォーキングは気持ちが良いものです。これも慣れれば、歩かないとなんとなく体がかたくなる印象があります。夜の睡眠にも良い影響を与えているようで、睡眠が深くなります。

 健康食品の広告も多いですね。今日は目によいと言われているらしい「八目鰻キモの油」、滋養強壮?の「オルニチン」といったものの他に、「シミ・そばかすを防ぐ」「注文殺到の歯ブラシ」「胃粘膜を修復する・・・」「白髪染め」「年齢肌」等々、ともかく多いです。

 もちろん効果のあるものもあるのだと思いますが、それよりも上に書いたような運動を行い、食生活を改善し、睡眠を充分にとれば簡単に解決できるようなものも多いのではとつい思ってしまいます。


健康食品の広告


サプリメント


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