ストレスは体全体に悪影響を及ぼします

規則正しい生活を送るために(2012.4.18)

 前回の話で、このブログの趣旨である、健康な生活を維持するためにどうしたらよいか、と言うことに一応の結論が出てしまいました。しかし実際にはなかなか思い通りにはならず、しょっちゅう風を引いたり、場合によっては大病を患ったりします。

 それも生活習慣や食生活、運動不足、ストレスだと言ってしまえばそれまでですが、まあそれだけ現実の生活では、なかなか思い通りにはならないと言うことだと思います。

 実際「規則正しい生活」なんて言うのは、小学校や中学校で先生が口やかましく言いますが、そこでそういった習慣が作られた人は社会に出ても、割と規則正しい生活が出来やすいのではないでしょうか。

 この件について、実情はどうなんだろうか?と考え、「規則正しい生活」という語句で、ネットで検索してみたところ、驚くほど多くの人が、「規則正しい生活が出来ない」と悩んでいるようです。

 中には「低血圧」「貧血」と言った病的な症状が潜在的にあるため、朝なかなか起きられない人もいるようです。こういった症状の場合は、やはり医師に相談して、食生活の改善から始めるしかないのではと思います。

 またストレスがたまっていて、夜熟睡できず、起きてもボーットしているとか、妙な時間に目が覚めてしまうと言うこともあります。

 私は早期退職直前、妻の2年間に渡る闘病生活の支援をしましたが、その努力も虚しく他界。その後は1年間だけ仕事を続けましたが、やはり妻がいない事へのショックと、仕事の忙しさ、家事の負担等々でかなり大きなストレスを感じ、この頃は規則正しい生活をしようとしてもまったく出来ませんでした。

 食事については、過飲、過食気味になっていましたし、夜は10時から11時に寝るようにしましたが、常に眠りが浅く、時には悪夢により激しい動悸と共に目が覚めたり、そうでない場合でも朝の4時前後に目が覚めて、それっきり眠れない、と言う状況を何回も経験しました。

 これは明らかにストレスだなと思いつつ、仕事を続ける限りこのストレスは解消しそうにないということにも気がつきました。

 そこで、現状の家計の収支や将来の生活資金の計算を何回も繰り返して行い、これなら何とかギリギリ生活は維持できそうだと思えましたので、思い切って定年3年前に早期退職しました。

 3月までは目一杯働いていましたが、4月からはまったく働かないのも問題かなと思ったので、元もと教員だったので非常勤講師という身分で働くようになりました。

 その時の感覚ですが、3月に一応の業務をほとんど終え、後は次の方に仕事を申し送りするだけ、となった頃から、ウソのように体の不調が消えていきました。

 常に高かった血圧が下がり気味になり、飲み過ぎ傾向だった酒量が減り、夜の睡眠も徐々に深いものとなり、いつのまにか早朝に起きることは、トイレ以外なくなりました。

 体全体が軽くなった感じで、「なるほど本当にストレスが大きかったんだな。だから規則正しい生活が出来なかったんだ」と改めて納得したことを覚えています。



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