深呼吸と視床下部

視床下部の安定化でストレス解消(2012.4.23)

 ストレスによって視床下部の働きのバランスが悪くなり、精神症状や病的な症状、更には食欲や睡眠、性欲と言ったものにまで影響が現れるとするならば、逆にたとえストレスがあったとしても、視床下部の働きが順調なら各種の症状は現れないと言うことになります。

 ではどうやれば視床下部の働きが、必要以上に乱れずに安定させることが出来るのか?ということになりますが、結局ストレス解消、と称していろいろな療法が提案されていますが、それらはすべてこの視床下部の働きを穏やかにすることにつながるのではないかなと思えてきました。

 ためしに「深呼吸 視床下部」と検索語句を入力してみると、深呼吸によって充分な酸素が供給され、それが血液の流れに伴って体の各部に行き渡ると共に、視床下部にも行き渡るわけで、これにより充分なエネルギーが体の隅々に良き渡るので、バランスの崩れた体を早期に立て直すことが出来る、と言うことになりそうです。

 また適度な運動も、呼吸を活発にしますから、同様な効果があると共に、堅くなった筋肉がほぐれるはずですから、体全体の血流の流れも改善するはずです。

 さらに運動に集中する事が出来れば、頭の中で渦巻いていた数々の悩みを、たとえ短時間であっても忘れることが出来、それが視床下部に良い影響を与えると言えそうです。

 音楽を聴いたり、読書をしたり、風呂に入っての〜んびり手足を伸ばしたり、というのも、短時間ではあるものの悩みから解放され、凝り固まった筋肉をほぐすという効果があり、そのことによってさらに体内の血流の循環が良くなり、全体のバランスがほどよい状態に戻る、と考えることが出来そうです。

 またストレス解消に睡眠は重要な要素になっていると思われますが、ストレスがたまってくると眠りが浅くなると言う欠点があります。

 そこで、昼間は軽く運動し、夜はゆっくりと入浴、おいしいものを適度に食べ、アルコールを少量のみ、ゆったりとした気持ちで深呼吸を繰り返せば眠りが自然に訪れるような気もします。(ただし私が激しいストレスにさらされていたときは、結局少量の導眠剤に頼らざるを得ませんでした)

 ストレスから逃れる最良の方法は、ストレスそのものから離れるというのが、自分の経験から考えても一番だと思いますが、それがどうしても出来ない場合は、ともかく少しの間でも忘れるということと(旅行なんかもいいと思います)、場合によっては何か他に夢中になれることを探す、と言うのがいいのではないかと思います。

 ともかく私自身がそうでしたが、ストレスがたまった状態というのは、四六時中似たようなことを考え堂々巡りをしていることが多いです。

 深刻に考え続けると、やがて本格的な鬱になってしまうと思われますので、その前になんとか少しでも思い切って忘れる、離れる、ということが出来ればいいのかなと思います。 



ストレスの認識


ストレス


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