北海道の次は富山ですが、富山はあちらこちらにおいしい水汲み場があって、そのどれもがそこそこおいしくて、本当に羨ましく思います。アトピーがひどかった頃は、本気で新潟や富山に移り住もうかと考えたぐらいです。
特に印象に残っているのは、中新川郡上市町にある「穴の谷霊水」。「あなんたん」と読みます。街中からそれほど離れていないのですが、駐車場から水汲み場まで結構距離があって、それが霊水の雰囲気を作り出しています。
途中階段があったり、山道があったりと、大変な思いをして水を汲まなくてはならず、その労働に見合った分だけ水のおりがたさとおいしさを感じる事が出来ます。
霊水と書かれているのは、いろいろな病気に効く、ということのようですが、では何に効くのかと言うことは言えないようです。でも毎週のようにここに水を汲みに来れば、それだけで運動になるので体によいことは間違いなさそうです。
ちなみに味はまろやかな上、清々しいおいしさを感じました。
「穴の谷霊水」以外で私が汲んだ場所は「黒部川の湧水群のどこか」、庄川町にある「瓜裂の清水」(うりわりのしょうず)、「魚津駅前」のうまい水あたりです。
この手の天然水の情報はネットで調べるといろいろ出ています。旅行に行くときはちょっと事前に調べて有望な水がありそうだったら水タンクをひとつ持って行くと良いと思います。
銘水100選というのがありますが、これ以外にも各地にいろいろ昔から伝わる霊水、霊泉、天然水というのがあります。
ただしそれらすべての水が飲料に適しているとは限りませんので注意が必要です。特にネットの情報なんかでは掲載日時を確認しておく必要があります。
天然水関係の話を終えるにあたって最後に付け加えておきますが、なぜ天然水が体によいのかというのは、どうやら水の粒子の大きさに関係があるようです。
水分子はもともと水素原子二つと酸素原子一つが結合した形が基本になっていますが、実際にはこの水分子がさらにいくつかかたまった粒子になって存在しています。
この粒子状の水の大きさが、天然水は普通の水より小さいため、生体への吸収率が高くなり、体が言ってみれば瑞々しくなる、ということのようです。
実際、体にあった天然水を飲むことによってアトピーが良くなったという話しを聞いたこともあります。ただしそれが天然水の効果なのか、普通の医者の治療による効果なのかは科学的に証明は難しいと思います。
ただ私自身アトピーを持っていますが、ハワイではどんなに暑くて汗が出ても日本にいるときのような痒さは感じません。ハワイの水や空気が自分の体にあっているなあと感じています。
ただしこれもハワイに行って、ストレスが無くなったからかもしれません。