痛風の予兆

  2012年12月5日。5日ほど前、久しぶりに痛風の予兆を感じて焦りました。夜寝るときになって、左足の親指の先端あたりが鈍い痛みと共に、ムズムズするような、ピリピリするように感じます。

 「ありゃ爪先をどっかぶつけたカナ?」と思いつつ、その日はそのまま就寝。翌日朝起きると、やはり鈍い痛みが続いています。しかし気にしなければどうということもない痛みです。

 夜になって、「そう言えば爪先が痛かったんだよなあ」ということを思い出して、改めて爪先に意識を集中すると、やはりなんとなく鈍い痛みを感じます。

 ここにいたってようやく「これはもしかしたら痛風の予兆ではないか」と気がつきました。ここのところ体調が良く、寒くなっても風邪の気配もなく、若干のアトピーと喘息に悩まされるだけでしたから、痛風は薬を一応毎朝飲んでいますが、すっかり頭から消えていました。(ちなみに痛風の薬は「ザイロリック」100mgというのを毎朝1錠ずつ服用しています)

 「これはまずい」「どうして、今頃症状が・・・」と考えて気がついたのが、猛暑が終わり急に寒くなったため、朝のウォーキングが減り、いつのまにか運動不足になっていたようです。

 また猛暑の時期は喉が乾くので、自然に水をたくさん飲んでいましたが、振り返ってみると最近はあまり飲んでいません。運動不足と水不足により、体内の尿酸の濃度が高まったのではという自己診断です。(食べ物については暴飲暴食はしていません)

 そこで対策は、となるわけですが、前にも書いたように自分で出来ることの基本は血中に生じたと思われる尿酸の結晶を溶かすしかありません。つまり血液の濃度を下げて、結晶を少しでもイオンに戻して溶かすわけです。

 そのための唯一の方法は「水を飲む」です。これは医者に行かなくても出来ます。ただ通常より多めの水をこまめに大量に飲みます。当然トイレに行く回数が増えますが、本格的な痛風になったらトイレに行くのも大変な苦労を伴いますので、そのくらいは我慢です。

 というわけでその日は寝る前に水を約500ml飲み、数時間後にトイレで目が覚め、さらに水を飲み、再びトイレに行き水を飲み、ということを繰り返し、寝不足になりつつも、なんとか危機を脱出。今日は痛みは全く感じません。

 やはり寒いときでも、適度の水分補給は必要ですね。

 しかしブログの方を読んでおられた方はお気づきのように、この水を大量に飲む方法には副産物が付いてきました。それは血管の水分が増えたことにより、血管内壁への圧力が増し、血圧が高くなるということです。これについては、「健康生活あれこれ」のブログの2011年1月15日以降にまとめています。

 人間の体というのは、年を取ってくると融通性が失われていくようで、いつもと違うことを続けていると、いつの間にか体に変調をきたすようです。

 日本は四季があり、季節毎に温度や湿度が大きく変化するので、その意味では高齢者にはきつい環境なのかもしれません。



初期症状


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