痛風の兆しは消えました

疼きは解消(2012.5.29)

 予兆を感じた「痛風」の疼きは、意識して水を多めに飲んだことにより解消しました。解消したということは逆に言うと、やはりそれなりの予兆だったのかなと思います。

 痛風は毛細血管の先端付近に尿酸の結晶が出来、それが関節部分に付着。するとその尿酸を異物であると認識した白血球の一部がこれを攻撃し炎症が起きることによって痛烈な痛みが引き起こされます。

 そこで普通は先ず尿酸値が高くならないように、尿酸を作り出すプリン体を含まないような食事を摂るとか、ビールを飲み過ぎないように、といった方法で予防をします。

 しかし私の個人的感覚から言えば、ともかく食べ過ぎが一番の原因のような気がします。加齢と共に内臓の機能が落ちるというテーマで何日か書いてきましたが、その意味でも代謝機能が落ちれば、食べ過ぎたとき血中に尿酸が出来る割合も増えるはずです。

 従って、美食が云々という批判もありますが、ともかくそれよりも食べ過ぎに注意と言うことだと思います。

 次に結晶が出来はじめたときですが、この尿酸の結晶を写真で見ると、見事な針状結晶ですね。見るからにどこかに突き刺さって炎症が起きるような恰好をしています。

 そこでそういった結晶が形成され始めた瞬間に、これらの結晶を再び血液中に溶かしてしまえばよいわけです。

 つまり結晶が出来る速度と溶かす速度の速さ勝負になるわけで、溶かす量よりも結晶の出来る量が多くなると痛風発症、溶かす量の方が大きければ徐々に結晶が減少し疼きが消えていくということになります。

 そこで尿酸を溶かす方法ですが、もちろん薬で溶かす方法もあるのだと思いますが、一般的には水を飲めば良いと言うことになります。つまり大量の水には大量のものが溶けるという原理です。(ただし尿酸の水への溶解度はひじょうに小さいので、大量の水を飲む必要が出てきます)

 このことは夏場に暑くて汗をかいたのに水を飲まずにいると体内の水分が失われ痛風が出やすくなることや、逆に暑い夏から寒い冬に向かったとき、水の必要性を感じなくなり、つい水不足になってしまうとき発症することで証明できます。

 また温度も問題です。一般的に溶解度は温度と共に上昇しますから、低い温度は大敵と言うことになります。つまり体温が低い爪先等で結晶が出来やすいと言うことです。

 従って日頃から食事の量に注意して、万が一疼きを感じたら、靴下をきちんとはいて足先を温めつつ、大量の水を飲むというのが、素人に出来る最大の治療だと思っています。



久しぶりの予感


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