ウォーキングで挨拶せずに行き交う人々

久しぶりのウォーキングで感じたこと(2013.1.8)

 昨日は、このブログに運動不足を書き、結局はやる気が大事だと反省し、たまたま北風があまり吹いていなかったこともあり、久しぶりにいつものコースのウォーキングに行ってきました。

 外気温は9℃ぐらい。このぐらいならなんとか耐えられますね。30分ぐらい歩いていると手足の先端や顔は冷たいままですが、胴体や太もも部は暖かくなってきます。結局いつものように1時間ほど歩いて帰ってきました。

 同じように考える方は多いと見えて、昨日は行き交う人もいつもより多かったような気がします。河川敷の道ですが、私がいつも歩くコースは所々人一人がすれ違うのも苦労するような道で、両側は枯れて茶色くなった草が茂っています。

 そうゆう場所で行き交うと、まあいろいろな人がいますね。私は基本的に相手の顔を見て、挨拶をするかどうか判断していますが、ともかく目の前に人がいようがいまいが、マイペースでズンズン歩いてくる人がいます。

 遠慮してちょっと立ち止まり、わずかな隙間を見つけてやり過ごすのですが、それが当たり前と言わんばかりの態度で通っていきます。会社の重役さんでしょうか?あまり良い気持ちはしません。

 また同じように通り過ぎる人の中でも、目を伏せて、地面ばかりみつめて通り過ぎる人もいます。こういった方とも視線は合いません。悩み事があるんだろうなと思えます。私も一時期はそういったウォーキングをしていたと思います。

 中には視線が合ったにも拘わらず、その瞬間に視線をはずしてそっぽを向く人もいます。人と話すのが(挨拶するのが)苦手なのか、コミュニケーションを拒否しているのか、何か後ろめたいことでもあるのか、どうなんだろうなと思いつつやり過ごします。

 この手の視線を合わせないとか、合わせてもすぐにそらす人に対しても、一応は会釈程度をしていますが、それを見て会釈を返してくれる人もいます。しかし中高年でもこういった人が減っていますから、日本人のコミュニケーション技術は年々低下しているのではと思えます。

 とはいうものの私自身口べたですから、立ち止まって世間話なんて事はありません。気持ちよく挨拶が出来れば充分と考えています。

 ご夫婦で散歩をされている方は、やはり奥さんの方が圧倒的に挨拶をしてくれますね。男性の場合、会社では皆さん挨拶をしているのだと思いますが、一般的な場ではあまりしないようです。

 そうかと思うと、ほんの時たまですが、ひじょうに親愛感溢れる挨拶をしてくれる方もいます。昨日は私が歩いていると、先方から先に道を譲ってくれ、「すいません、ありがとうございます」と声をかけると、「いえいえ、歩きにくい場所ですから」と笑顔で答えてくれました。こうゆうときはその後の足取りも軽くなります。

 携帯電話が普及しだした頃から、徐々に口を使ったコミュニケーションの場が減っていると感じていますが、今やその傾向も若い人だけでなく、中高年にも及んでいるのかなと感じています。

 その意味では携帯なんか持ったこともないので操作の仕方も知らないという人の方が、かえって昔ながらのコミュニケーションを取りやすいようにも感じられます。

 居酒屋で時々、店員さんやマスターを相手に愚痴を言ったり自慢をしたりしている人もいますが、あれはあれでストレス解消になっています。人と人の繋がりは、やはり文字ではなく、相手を見て、口を動かし、男女の場合なら触れあう、と言うことが大事だと思うのですが、そういった触れあいが私も含めて年々希薄になっているなと感じています。


脈拍


ウォーキング


表紙に戻る