高齢者の腰痛

実家の母親が腰痛です(2012.2.15)

 先日来腰痛を訴えていた80歳を越える母親が、これまでは鎮痛剤で誤魔化していたのですが、かなり症状が長引いているので整形外科に行くことを決心。

 そこまでは良かったのですが、医者に行くために昨日久しぶりにきちんと入浴したところ、それまでほんの僅かずつ良くなっていた腰痛が急激に悪化。血行が良くなったためにかえって痛みが増したようです。

 それでもなんとか自宅から400mぐらい離れた病院まで、行きは歩いていったようですが、帰りは遂に痛みに耐えかね、たまたま私の仕事が午後空いていたために、急遽車の迎えを頼まれました。

 しかし相当な痛みのようで、車に乗るのも痛い、乗ってからも座席の角度が悪いのか、やはり痛いようで、車を動かせません。車が全く動いていないのに、ともかく突然バシッと言うような痛みが全身を駆けめぐるようで、見ている方も気が気ではありません。

 そのまま病院に戻って入院手続をしようかと一時は考えましたが、しばらくして少し痛みがひいたタイミングを見て、車が揺れないように最徐行の運転で病院から連れ戻しました。

 「医者からは何と言われて、今後はどうしたらよいか聞いてきたのか?」と聞いても、痛くて医者の話を聞くどころではなかったということで、急遽再度私が医師に面会して症状の説明を受けてきました。

 医師に寄れば、この腰痛は高齢者特有の物で、誰もが多かれ少なかれそういった症状に陥るとのことで、残念なことに治療法というのもないという事のようです。

 つまり高齢者になればこのような痛みは起こるのが当たり前で、私の母親の場合はまだ症状が軽い方かもと言われました。

 手術等でなおらないのか、と言うことも聞いてみましたが、高齢者の腰痛は特定の部分が骨折とかしているわけではないので、(骨全体が脆くなっている)手術では治らないだろうということです。

 「と言うことは、これからず〜っとこの痛みと付き合っていかなければならないのか」と聞くと、「残念ながらそうせざるを得ない」との事でした。

 つまり痛いときは薬を使って我慢しながらしのぐしかない、ということです。これが先に進めば痛さで寝たきり、という状態になるわけで、何とも困ったもんだなと言うのが実感です。

 そしてさらに恐ろしいことに、それは私自身の20年後の姿でもあるかもしれないと思うと愕然とせざるを得ません。



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