コラーゲンは骨にも良さそう

骨粗鬆症予防にはコラーゲン(2012.3.1)

 腰痛ですが、もし筋肉(筋膜や骨膜)のゆがみが原因で腰痛が起きているなら、多少なりとも筋肉を強化すれば予防になりそうです。そこで高齢者の場合に起こりやすい骨粗鬆症の予防についても調べてみました。

 先ず、「骨」とはいったい何か?という基本から調べています。骨というのは骨格という言葉でも表されるように、体の形を維持する基本的な物質です。

 単細胞生物は当たり前ですが骨がありません。多細胞生物になっても、海の中でゆらゆら動いているクラゲのような生物なら骨は必要ありません。

 しかし海の中で体をくねらせて敏捷に動くためには、体全体を運動させる骨格の発達が必要です。たぶんそういった生存競争の過程で、少しずつ骨が出来ていったのではないかと思います。

 さてそうやって出来た骨の成分ですが、6割以上はリン酸カルシウムCa3(PO4)2と言う物質で出来ていて、この物質の分かりやすい例が「歯」です。つまり固さの元になっている物質です。

 残りの大部分はコラーゲンという物質ですが、これがどうやら無機物質であるリン酸カルシウムを強固に結びつけているもののようです。いわゆる結合組織ですね。

 ということは骨を強くするためには、リン、カルシウム、そしてコラーゲンを豊富に含んだものを食べればよいことになります。

 最近はテレビのコマーシャルや新聞広告でも「コラーゲン」という言葉をよく聞きますね。どちらかといえば潤いのある瑞々しい肌を維持するために、というイメージですが、皮下組織の重要な結合組織にもなっています。

 つまりコラーゲンが不足すれば、皮膚の結合が弱くなり、保水性が失われカサカサの乾燥肌やアトピー症状になりやすいということで、私自身も乾燥肌なので、不足しているように感じています。

 そこでではコラーゲンを豊富に含む食べ物は何かと言うことも調べてみます。すると「鶏皮」「手羽先」「豚足」「煮こごり」カレイ」「シャケ」「アンコウ」などが一般的なもので、その他には「貝類」「エビ」「なまこ」「クラゲ」等もいいようです。

 しかしただたくさん食べればいいと言うものでもなさそうで、摂取したコラーゲンはいったん分解され、自分の体に適したコラーゲンに再合成されるみたいで、その際再合成をビタミンCがアシストするそうですから、果物や野菜も一緒に食べる必要がありそうです。

 というわけで、先ず骨粗鬆症の予防のためには、コラーゲンが必要なことが分かりました。次回はカルシウムとリンの摂取について調べてみます。



腰痛に海藻


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