ビタミンなら効果がある?

ビタミンEの摂り過ぎと骨粗鬆症(2012.3.4)

 今日の毎日新聞朝刊の26面にドキッとするようなことが書かれていました。見出しは「ビタミンEの取りすぎに注意」というものです。

 内容は「ビタミンEを取りすぎると骨粗鬆症を起こす危険がある」という内容で、どうやらビタミンEには骨を壊す働きがあるようで、これまでのイメージが覆りました。

 そもそもビタミンと聞くと、それだけでなんとなく体に良さそうだというイメージがついて回るので、当然健康食品やサプリメントでも、ビタミンは強調されています。

 そこで先ずビタミンEとはどんな物質なのか、ウィキペディアで見てみました。すると実際には8種類ぐらいあるようですが、ヒトが持っているビタミンEは抗酸化作用があるように書かれています。

 抗酸化作用とは、人の体内で行われる代謝活動で発生するフリーラジカル(イオン性物質の総称で、イオンは他の物質と結合しやすいことから、人の組織を傷つけると考えられ、ガンの原因にもなり得ます)を消失させるはたらきのことで、これが老化防止に役立つと言うことです。

 しかしだからといって多く摂取すればいいと言うものでもないらしく、成人男子の食事摂取基準の上限は900mg(ウィキペディアでは800mg)、成人女子はウィキペディアで650mgと書かれています。

 で通常の食生活では不足することはないようですが、これを過剰に摂取すると骨粗鬆症になる恐れが高まる、とウィキペディアにも書かれています。

 そこで通常の食品で含有量の多いものを調べてみると、新聞記事にも書かれているアーモンドが100gあたり30mgで、唐辛子が29.8mgというのもありあmすが、とうがらしを100gも食べる人はいないと思います。

 食べ物で比較的多いのは、アンコウの肝だそうで13.8mg、すじこ10.6mgだそうで、これより多いものはほとんどなさそうです。

 また摂取量の目安は1日6〜7mgで十分なようですから、通常の食品を食べている限り不足はしませんし、過剰にもならないと言うことのようですが、今ビタミンEのサプリメントを調べてみたら、1日で指定されて飲む量に、ビタミンEが300mgぐらい含まれているようで、これは確かに飲みすぎは良くないなと思えます。

 特に女性の場合は普通に生活していてもホルモンの関係で骨粗鬆症の可能性があるわけですから、何でもかんでも「体によさそうだ」という判断は禁物です。

 実家の母親がこれを飲んでいるとは思えないのですが、一応機会があったら注意を促そうと思っています。



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