腰痛と痛散湯

腰痛に痛散湯というコマーシャルをよく聞きますが(2012.3.9)

 腰痛の話題ですが、やはりパソコンで同じ姿勢を続けてブログなんかを書いているのは良くないんだなと感じます。腰痛までは至らないものの、相変わらず鈍い重みを感じます。人によっては、これを軽い腰痛と呼ぶのかなとも思えてきました。

 椅子の背中に沿って、両腕を上に持ち上げ、上にぐ〜んと延びをすると腰のあたりが伸ばされたような感じで、気持ちの良さを覚えますので、やはり猫背の前傾姿勢が良くないなと感じます。

 不思議なことに、立ち上がるとほとんど痛みや腰の重さを感じません。椅子にすわっているときだけの症状です。しかしいずれ立っていても不快感を感じるようになるのかなと思うと、意気消沈。

 自力で動き回れる年齢は72歳のようですが、それより前に腰痛で動けなくなるんではないかという不安を感じてしまいます。

 そんなことを思いながら、車の中でラジオを聞いていたら、今まではまったく人ごとだと思っていた、腰痛のコマーシャルが耳に入ってきました。ご存じの方もいると思います。薬?の名前は「痛散湯」といいます。再春館製薬所という名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 良い機会なので、母親のことも含めて、この薬について調べてみることにしました。

 ホームページを見ると、先ず成分が書かれています。「麻黄(マオウ)」「杏仁(キョウニン)」「ヨクイニン」「甘草(カンゾウ)」「防已(ボウイ)」の5種類だそうで、要するに漢方薬ですね。

 しかし個々の漢方薬がどのような働きをするのかが書かれていません。ただ三ヶ月ぐらいで痛みが改善されたと言う人の割合が増えている、というグラフがのっているだけです。

 そこで、先ずこれらの漢方についての薬効を調べてみました。先ず「麻黄」ですが、確か風邪薬にも含まれていたような気がします。

 ウィキペディアで見てみたら、やはり風邪薬等に含まれているようで、喘息治療薬のエフェドリンを含むようです。つまり気管支を拡げて、呼吸を楽にするわけで、風邪をひいて喉頭が腫れたときなどに効果があると思われます。

 しかしこれだけでは腰痛に効果があるとは思えないのですが、解熱作用もあるとのことなので、筋肉の炎症が起きている場合には効果があるということなのかもしれません。

 次が「杏仁」。これも風邪薬に入っていたような気がしますが、やはり炎症に効果があるようです。この漢方薬も喘息でよく使われます。

 そして「ヨクイニン」。漢字が難しくて、表示されません。調べてみたら、「はと麦」の種子の生薬名でした。でどうやらこれも消炎剤としての効果が大きいみたいですね。

 なんだか消炎剤のオンパレードで、この3種類は痛みそのものを緩和するのではなく炎症を和らげるという所に目標をおいているようです。残りの二つは次回へ。



痛散湯の薬効


腰痛


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