痛散湯と似たような薬は「麻杏よく甘湯」

痛散湯の価格(2012.3.11)

 今日は東日本大震災からちょうど1年目。様々な報道機関で特集が組まれているようですが、改めて亡くなられた方のご冥福をお祈りしたいと思います。

 災害や事故や病気により、本人も周りの人間にも何の落ち度もないのに尊い命が失われるのは、本当に悲しいことです。「別に悪いことは何もしていないのになんでこんな仕打ちを受けるんだ」と私自身、妻を失ったときに強く感じました。

 それと似たような感情を、あの大震災でもたれた方が多数いらっしゃったと思います。世の中には信じられないくらい理不尽な事が起こるというのは、本当に残念な事です。

 しかし悲しみは悲しみとして少しずつ胸の中にしまい込み、自分自身の生活を立て直さなくてはいけないことも事実です。私自身は父親を心筋梗塞で早期に失い、さらに妻を悪性リンパ腫で失ったことで、健康の大切さを痛切に感じこのブログを書くようになりました。

 このブログを書くことによって、ある意味私自身の健康状態を客観的に把握する道具になっているんだろうなと自分では感じています。

 さて「痛散湯」についていろいろ調べ、要するにこの薬は消炎、鎮痛作用を持つ漢方薬を配合した薬であることが分かりました。

 調べる過程でも分かったことは、炎症が原因であったとしても、その原因を取り除く作用まではないため、筋膜骨膜で起きている炎症を鎮めることにより、間接的に痛みを抑える薬であるというイメージになりました。

 従って、腰痛に違和感があるなら、やはりまずその根本原因(私の場合は姿勢や筋肉の硬化)を治さないと痛みや違和感は緩和しないと言う事になります。

 また痛みの原因が「老化」によるものの場合は、これは避けることが出来ませんので、上手に付き合っていくしかないと言うことのようです。

 最後に再春館製薬所から販売されているこの薬ですが、値段は30日で13650円と書かれています。大変高額だなと思えます。

 もしかしたら似たような漢方薬があるのではと思い調べてみると「麻杏ヨク甘湯」(マキョウヨクカントウ)という漢方薬を発見。成分の中にボウイというのが含まれていません。またまったく違うセルロース、ステアリン酸等が含まれています。
  
 しかしこちらは180錠で3465円。1回4錠で15日分だそうです。これだと月に7000円ぐらい。それでも高いなあと思います。ただ薬価6.5円と書かれているので、医者で保険診療を受ければ3割負担になりそうです。

 一方痛散湯は医者では買えないようなので(間違っていたらすいません)高額なお金を払う前に、きちんと医者に行き、症状が軽いようなら、保険の効く漢方薬を使った方が経済的に良いように思えます。

 ちなみにネットでは「痛散湯」の効果については、様々なコメントがありますね。試供品もいろいろ出ているようですが、安易に考えずにきちんと医者に行き相談した方が良いと思えます。  



消炎・鎮痛作用


腰痛


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