ハウスダスト中のダニとは(2011.11.1)

 秋口の布団を交換する際の喘息症状については、なんとなく記憶があるなと思い、以前の内容を調べたら同じようなことを1年前に書いていました。どうも進歩がありません。

 ただこのときは、そのような傾向があって、原因はダニのようだ、と言う結論で終わっています。そこで今回はもう少し深く突っ込んで、先ずダニの生態なんかについて調べてみようかと思います。

 そう思って、まずダニの分類からはじめようと思ったのですが、これがとんでもなく多いのでびっくり。ウィキペディアによれば、ダニの科だけで50科以上あります。

 その下に位置する個々のダニの名称まで含めると昆虫全体と匹敵するほど多いのだそうで、さらにびっくりです。

 ではその特徴はと言うと、要するに小さな蜘蛛を連想すればいいようで、分類上は「ダニ目」の上に「クモ綱」があることで分かるように、4対の足(正確には歩脚)、1対の触手(同じく触肢)、そして口部に小さな鋏(鋏角)を持っています。

 大きさは1cmぐらいに達すものものもあるようですが、大部分は1mm以下だそうです。 こんな連中があちこちでサワサワと動き回っているかと思うと、あまりいい気持ちはしません。

 しかも幸いなことに大部分のダニは人間とほとんどかかわりを持たない環境で生きているようです。ちょっと安心です。

 というわけで、種類は多いけれどハウスダスト等の中で生息しているダニの種類は限られていて、それらはだいたい「コナヒョウヒダニ」と「ヤケヒョウヒダニ」という二種類が該当します。

 この二種類のダニの大きさは0.1〜0.2mmと書かれていますから、肉眼で見える限界でしょうか。またのこのダニが排泄するフンの大きさは10〜40μmだそうですから0.01〜0.04mmという換算になります。

 と言うことは顕微鏡でハウスダストを観察すれば、これらのダニが見えるということですね。これはちょっと後学のために見ておきたくなりました。



ダニの生息数


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