ダニの生息数と掃除洗濯の効果(2011.11.2)

 ハウスダスト中に存在する「コナヒョウヒダニ」と「ヤケヒョウヒダニ」及びそのフンがアレルゲンであると分かったので、それではこの連中は日常生活の中で何匹ぐらいいるのかと言うことを知りたくなりました。

 そこでグーグルで「コナヒョウヒダニ ヤケヒョウヒダニ 生息数」と入力して検索してみたところ、もちろん各家の居住環境によって数値は異なるはずですが、定期的に清掃を行っている家屋での畳にいるダニ数は100〜200(匹/m2)と書かれているので、1m四方に100〜200匹のダニがいることが分かりました。

 これが絨毯になると1.5倍ぐらいになるそうですから、いくら高級そうに思えても、アレルギーの喘息患者がいる家庭では、絨毯やカーペットは使用しないほうが望ましいと思われます。

 フローリングの場合は逆に小さくなって10(匹/m2)だそうですから、喘息患者はなるべくフローリングの部屋で生活するのが良さそうです。

 ちなみに我が家は私が喘息もちですので、家を建てる当初から畳の部屋は無しで、全室フローリングです。ただ冬場は寒々しいので、簡単なカーペットを敷いたりしています。

 なおそれでも引越し当初はある時期喘息症状に悩まされました。これについては、新築だったので建材に含まれていた化学物質の影響ではないかと疑っていますが、また別の機会に書こうと思います。

 次に、夜寝るときに使う寝具ですが、やはり100(匹/m2)ぐらいは生息しているようです。そう考えると夜もおちおち眠れない気もしますが、ダニが動き回っていても普通は気が付きませんね。

 で、畳から寝具まで見てきましたが、これらのダニを減らすには掃除、洗濯、日干ししかありません。またダニは乾燥に弱いので、特に寝室は起きたら窓を開け、昼間の換気を良くすることが大事です。

 その意味では過度の加湿器使用は控えた方がよいのかもしれませんね。ただし空気清浄機はあったほうが良いようです。



ヒョウヒダニの生態


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