セイタカカワダチソウと喘息(2011.11.6)

 喘息の原因として、ダニ、シックハウス症候群を調べてきました。次に、喘息に関する内容を書き始めるきっかけになった「セイタカアワダチソウ」について調べてみました。

 例によってウィキペディアで概要について見てみると、北アメリカ原産で高さは1mから場合によっては4mぐらいになると書かれています。 (最近は4mなんてものは滅多に見かけません)

 持ち込まれたのはどうやら1945年の終戦以降、アメリカ軍からの輸入物質に種子が付着していたというのが定説のようです。

 面白いのは自分が根付くために、根から他の植物の成長を抑制する化学物質を出すそうですが、なんとこの物質は「セイタカアワダチソウ」自身の成長も抑制するそうです。

 その結果日本に来た当時は肥沃な土地とこの根からの化学物質により在来種を駆逐し、かなり激しい勢いで勢力を拡大。ところが最近は土壌そのものの肥料成分が減り、自分自身の成長も抑制されて、繁殖力は弱くなっていると書かれていて、なるほど確かに背が低くなっているなと河川敷を見て思っています。

 肝心の喘息の関係ですが、花そのものの花粉は昆虫によって受精する虫媒花で、風で飛散する風媒花ではないらしく、花粉の生成量は少なく、重さもあるため、風ではあまり飛ばず喘息とは無関係と考えられているようです。

 しかしこの花の周辺を歩いているとき、なんとなく喉や気管支に違和感を覚えるのは間違いありません。喘息とは関係ないと書かれていても、すぐには信じられません。

 ただし、この花のそばには、同じ時期に「ススキ」や「ブタクサ」が生えている事が多く、もしかするとそちらの影響を受けているのかもしれません。

 たまたまセイタカアワダチソウの方が花が黄色で目立つため、そのような喘息の原因物質であるかのような印象を受けているだけかもしれません。

 とはいうものの、そんな簡単に納得ししてしまうのも嫌なので、今日はこの後散歩に行ったとき、この花を取ってきて花粉でも見てみようかなと思います。



ブタクサと喘息


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