体重が増えると血圧はどのくらい上がるか(2015.11.29)
私はハワイ旅行が好きなので、毎年1回は出かけているのですが、今から20数年前、初めてホノルル空港に降り立った時、周囲に立っている欧米人の巨体に驚かされました。
当時は空港内をウィッキウィッキーバスというのが走っていたのですが、この運転手さんには女性の比率が多く、真っ黒なサングラスをかけて、一見怖そう。
しかしその体型は、お結び型。運転席のシートに座っていると、お尻が座席からはみ出しそうで、いやはや太っと女性がいるもんだとびっくり。
その後ワイキキビーチでも、筋肉ムキムキの美男美女カップルがこれ見よがしにビーチを散歩している姿を見ましたが、一方で真っ赤な水着を着た、60歳前後の、これまた小錦のようなおばちゃんが、でかい浮き輪につかまって海辺で遊んでいることもあり、本当に多種多様だなと感じました。
一方道を歩いていると、身長185cmぐらいあると思われるような大柄なおじいさんが、ステッキをついて歩いていたり、車椅子に乗っていたりと、体重増加は膝に悪影響があるなと感じていました。
それに比べると日本人の体型は実にスマート。筋肉質の人は少ないのですが、適度に均整がとれた体つきだなと感じます。これはバンコク旅行に行くようになって、タイの人を見ても同じように感じました。
さてそんな中、昨日の記事からの続きです。私の現在の体重は62kg。20歳前後の時は52kgぐらいだったと記憶しています。
血液量は体重の13分の1と言われているようなので、前者が4.77リットル、後者がちょうど4リットル。ということは、20代のころに比べ、私の心臓は0.77リットル分だけ余計な仕事を強いられているということになりそうです。
そもそも62kgと52kgを比較すると、2割増しです。血液量も2割増しで、心臓負担も2割増したと考え、それを単純に血圧に当てはめると、もし20代で血圧が標準血圧の120/75ぐらいだったとすると、それの2割増しは144/90となります。
これは私の冬場の平均的な血圧に近いような気もしますので、もちろん加齢による血圧上昇という要素があるにせよ、体重増加の影響は大きいんだろうなと思えます。
ただし上記では体重と血液量を比例関係と考えましたが、実際には体重増加の主因は脂肪なので、同じ割合で血液量が増えるとは限らないとも思えます。
ただ体重が増えれば体を動かすための必要エネルギーは大きくなりますので、そう考えれば血圧は上昇すると納得できます。