階段の上り下りとスクワット

太ももを鍛えれば血圧が下がり、冷えが解消?(2016.7.7)

 朝は涼しかったのですが、今日は暑くなるという天気予報だったので、早朝にウォーキングをしてきました。ウォーキングそのものはすでに細々ながら7〜8年続けていますが、つい最近分かったことがあります。

 それはウォーキングで心肺機能を維持することは出来るけど、太ももの筋肉を鍛えることは出来ないというもの。私は「歩く」という行為の中に、当然のように太ももを動かす筋肉も含まれていると思っていたので、ある意味歩けば歩くほど太ももにも良いと思っていました。(もちろん多少は効果があると思いますが)

 ちなみになぜ太ももの筋肉を気にするかと言えば、自分自身の高血圧症状についていろいろ考えたり調べたりした結果、太ももの筋肉量が減ると、ここでの発熱が減り、体が冷えるということが分かったからです。

 高齢になると足が冷えるよく言います。実際私も若い時は真冬でも厚手のズボンを履いていれば特に問題は感じませんでしたが、50代後半から冬場に下半身の冷えを感じて、最近はいわゆる股引を手放せなくなっています。

 太ももと言うのは、人体の筋肉の中ではかなり大きな筋肉で、ここががっちりしていると内部の血管で発熱があり、それが体温維持に役立つということなのですが、それが衰えれば当然体が冷えて、血管も寒さを感じて細くなり、結果的に血圧を上げないと足の末端に血が流れにくくなるということです。

 足先が冷えると悩んでいる人も多いと思いますが、問題はふくらはぎや足先にあるのではなく、太ももの筋肉にもあるのではないかと思います。

 というわけで、太ももの筋肉維持の必要性を感じていたのですが、ここで冒頭に書いたように大きな思い違いをしていました。すなわちウォーキングだけでは、太ももはあまり鍛えられないということです。

 結局太ももの筋肉量を維持するためには、その部分を使うしかないわけで、屋外でその部分を使うのは坂道や階段を上がるときに、この筋肉を使って上に引き上げるという動作をすることになり、それが体に良いという結論になります。

 つまり年を取って、少しずつエレベーターやエスカレーターを使う頻度が増え、階段を避けるようになったため、いつの間にか太ももの筋肉が衰えたということです。

 さらに私の場合は57歳で早期退職をして、その後はフルタイムの仕事をしていませんので、職場の階段で上り下りをするという動きもいつの間にか減っていました。

 というわけで、「こりゃいかん」と思い、先日の雨の日、試しに自宅の2階に上がる15段ぐらいの階段を往復してみました。すると10回ぐらいで息が切れ初め、身体があたたくなり、15回位でもういいかなと感じ始めました。

 そこを何とか励まして20回の上り下りを終えましたが、その後足全体に疲労感が残り、改めて「筋肉がなえているなあ」と感じました。

 そんな経験を通して私のウォーキングは河川敷なのですが、その土手に上る階段があると、わざとその階段を上ったり下りたりして、ある意味無駄な動作をしながらのウォーキングに変えました。

 これまでより階段の上り下りが数回増えただけですが、何もやらないよりは良いだろうと思いますし、今は外出した時も、階段がある場合はそれを使うように意識しています。

 なお自宅で鍛える場合は、スクワットが一番いいみたいですね。これもたまにやりますが、連続だと20数回が限度。休みを入れて2セットとか3セットと言うようにしています。

 ちなみにその影響があったのかどうかは不明ですが、今年の夏も今はバルサルタン80mgを60mgに減量しています。血圧の方も120/70ぐらいで安定しています。(熱中症もどきの症状の時を除きます)



薬だけで治る?


高血圧(3)の目次へ


表紙に戻る