減塩だけが血圧対策ではないはず

高血圧対策は「減塩」が一番なのか?(2016.7.19)

 高血圧関連のニュースを見ていると、ともかく減塩という言葉が多いですね。さらに適正血圧の値はいくつからいくつ。ストレスを無くし、睡眠時間を確保し、適度な運動というのが合言葉になっています。

 具体的には通常1日6〜8gが目標なんて書かれていますが、そもそも目標と言う言葉は、大多数の人が達成できないから目標と言う言葉になるのだと思っています。

 医者や医療関係者は、本当に気軽に「高血圧は良くない」「塩分は控え目に」と言います。だからと言って塩分は人間の体にとって必要なミネラルの一種ですから、全く摂取しないというわけにもいかないはずです。

 高血圧と言う病気も、塩分だけで生じているわけでもないはずなのですが、ともかく減塩減塩と騒ぎ立て、現在の日本の食生活環境を全く考量しないマスコミや医療関係者のコメントには、若干の不信感を覚えます。

 とはいうものの、自分自身の体の症状としてしょっぱいものを食べ過ぎると、動悸がしたリ、血圧が上がる兆候を感じたりすることも事実なので、できる範囲では意識はしています。

 しかしこれには限界があります。我が家にも調味料として「海水塩」がありますが、これを使うことは滅多にありません。炒め物でどうしても必要な時は小匙半分ぐらいの消費です。

 従ってスーパーでこういった塩を買ってくると、何年も使い続けるということになります。この数か月で最も塩を使ったのは、アサリバターを作るためにアサリを買ったので、砂出しをするために使った小匙3杯の塩が最大量です。

 つまり減塩と言われなくても我が家ではほとんど塩を使わない生活が続いているということです。ちなみにちょっと古いデータですが、家庭が使う塩の年間購入量は3.7kgと書かれていましたが、到底信じられない値です。

 というわけで、減塩減塩と叫ばなくても我が家では塩をほとんと使っていないわけですが、それでも血圧が上がるというのは、これまでもここに何回か書いてきたように、私の場合は

・ 遺伝的要因(母親も高血圧です)

・ 運動不足、ストレッチ不足

・ アルコールの飲み過ぎ?(これはあまり確証がありません)

・ たまたま食べた食べ物の塩分量

・ 体自体の調節作用

と言ったことしか思いつきません。そしてこれまた以前も書きましたが、血圧が上がる理由は、身体がそれを要求しているからであり、これを下げ過ぎると末端に栄養分が流れなくなるのではと言う気もします。

 そうやって考えていくと血圧のメカニズムは実に面白いし、一方的なマスコミの論調も、ずいぶん勝手な言い草だなと思えることが多いです。

 体の中で良かれと思って血圧をあげているのに、外部から高血圧は良くないというお達しがあり、薬で無理に下げているという考え方もありそうです。(かといって降圧剤の服用を中止するには勇気が必要です)



ビールの糖質を意識


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