お茶で高血圧防止?

2017.3.2

 リハビリ病院でストレッチ運動をしていると、周囲で仲の良いおばちゃんたちがよく健康談義をしています。耳を澄ます必要もなく、これらの会話はそれほど遠慮がないので勝手に耳に飛び込んでくるのですが、まあいろいろな悩みがあるものです。

 ところで、このストレッチの部屋の片隅には応接セットが置かれ、体操で疲れた体を休めるようになっています。たいていその椅子は上記のおばちゃんたちの指定席になっているのですが、ここには病院側の配慮でコーヒー、紅茶、お茶、水が置かれ、自由に飲めます。

 私も椅子には座りませんが、時々休憩がてら紙コップにお茶を注いで立ったまま飲んだりしています。そこで疑問。病院側の配慮で自由に飲めるようになっていますが、果たして高血圧の人は、コーヒー等をがぶがぶ飲んでいいのか?

 もちろんがぶがぶ飲んでいる人は皆無ですが、ここにコーヒーやお茶があるので、普段以上に気軽に飲めることは確かです。一方コーヒーやお茶にはカフェインが含まれているので、神経系を刺激して血圧を上げそうな気もします。

 しかし病院がわざわざ血圧を上げるような飲み物を置いておくかなという疑問もあり、調べてみると、どうやらカフェインの効果はわずかで、それよりもカテキンによる鎮静作用の方が強く働くようです。

 つまりリラックスできるという事ですが、このカテキン、結構あちこちで耳にします。そんなに血圧に良いのなら、もっと積極的に摂取できないのかと調べてみました。

 調べてみるとお茶やコーヒーの他に赤ワインやココアにも含まれているんですね。さらに果物では柿、リンゴ、カカオ、ぶどう、いちご、ブルーベリーだそうで、先日はテレビでも脳梗塞予防にチョコレートなんて言う番組をやっていました。

 ではカテキン摂取でどうして血圧が下がるのか?どうやらアンジオテンシンUという物質が血中に多いと血圧が上がるようですが、カテキンはこのアンジオテンシンUの生成を阻害するようです。(医者からもらった高血圧の薬にもアンジオテンシン阻害薬というのがあります)

 さらに緑茶には強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防ぐそうです。ここまで聞いたら、コーヒーよりもお茶を飲まないといけないなと思います。

 実際お茶の産地では高血圧患者の数も少ない傾向があるみたいです。私はクモ膜下になって手術をして以来、割とお茶をよく飲むようになりました。

 なぜか?ふと病院の食堂で食後に飲んだお茶が想像以上においしかったからです。「お茶ってこんなにおいしかったんだ」とびっくりしました。

 こういうのは体がこの味や成分を欲しているからではないかと私は感じました。退院後早速スーパーでお茶を買ってきて飲んでみましたが、なんか薄くて出がらしみたいなお茶に感じられ、それならばとネットで検索。

 たどりついたのがご存知楽天。その中でレビュー数も多く、評価も高い。値段も安くておいしそうと思って選んだのが「さつまの風」という商品。

 早速取り寄せてみて飲んでみると、確かに味が濃く、お茶の色もきれい。いっぺんにファンになりました。これならカテキンどうこうと蘊蓄を垂れなくても、普段から食後に自然に飲めそうだなと思い、以後愛飲しています。



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