2019.9.9
8/28に降圧剤のイミダブリル 2.5mgの半錠ですから1.25mgを再開して約10日が経過。今は上が110〜130で下が65〜80ぐらいで落ち着いています。
今日は台風一過で猛暑がぶり返したせいか、110/70ぐらい。高血圧患者としてはほぼ理想かなという気もします。
ちなみに私の血圧が、降圧剤を飲んではいるものの、ほぼ正常値になったのは3年前のクモ膜下出血を患った後からです。そもそもなぜクモ膜下出血を起こしたのかということが今でも謎に思われるのですが、一般的には脳動脈瘤が破裂したからと書かれています。
しかしではなぜ脳動脈瘤ができたのかといえば、遺伝的要因もあるものの、どうやら高血圧によって血管の一部が傷ついたことが原因とされているようです。
早い話が血圧が高いと血管壁にかかる圧力が大きくなり、血管壁にもろい部分があるとそこが膨らんで動脈瘤になるということですね。
また高血圧歴が長いと、要因となった血液内の不純物により動脈硬化が進み、要するにひびの入ったホースのような血管になっているということも原因の一つのようです。
振り返ってみると、私が「高血圧だから降圧剤を飲む必要があります」と言われたのが30代後半。仕事のストレスで暴飲暴食になったと思われますが、当時かかっていた医師は、血圧を測定して、「高いので降圧剤を飲みましょう」と言うだけで生活指導はなし。
あの時医師が、「どんな生活をしていますか?」とか「血圧が高い状態が続くと動脈硬化を起こします」と丁寧に説明していてくれていれば、小心者の私は、もしかしたら自分なりに生活を改善していたのではという気もします。
実際には「降圧剤を服用すれば安心」みたいな暗示もあり、その後何十年も服用することになったわけですが、時すでに遅しで動脈硬化が進行しクモ膜下出血を経験。
幸いに処置が早かったのか、医師は「かなり危険な状態でした」とのコメントを後で教えてくれましたが、とりあえず手術は成功。
数か月のリハビリを経て無事退院して今に至っていますが、手術直後から感じた高次脳機能障害の一つだと思われる「ふらつき」は3年後の今も継続。
いまだに階段を降りるのが怖い。また踏ん張る足の位置が「気を付け」状態になると、バランスが取れなくなり体がふらつきます。
他にも当初は発音のもつれ、味覚障害、短期記憶の喪失、車の運転でいつの間にか車が中央寄りを走るようになるなんて言う障害に気が付きましたが、これらはほとんど解消。
残っているのがふらつきと時折感じる言葉のもつれだけで、まあ日常生活で気をつけていれば、何とか通常の会話や歩行は出来るようになりました。で問題は高血圧。これが手術前後で激変。次回はそのあたりについて書きます。
手術前後の変化
高血圧(3)の目次へ
表紙に戻る