理想の血圧は120/80ぐらい?

2019.9.17

 血圧は高すぎてはいけないというのが常識。理由は高血圧に伴って様々な病気を誘発する確率が大きいから。ではどのくらいまで下げればいいのかとなると、ここからが議論百出。

 様々な科学者、医学者、大学病院、医師、場合によっては製薬会社や、私のようにこういった健康関連ブログを書いている人間も、こぞって「きっとこのぐらいの数値がいいんだ」と百家争鳴。

 それらの言い分を統一したのが最近発表された基準で上が130、下が80という基準。これを越えると高血圧症状患者ということになり、常時この上の値が維持されると医療機関で「降圧剤を飲みましょう」ということになります。

 では、高血圧という症状を改善しようとして、ストレス軽減や運動、食事制限を行った場合はどうなるのか?通常は降圧剤ではなく、まず第一義的に医師がアドバイスすべきは、こういった薬を使わないで下げる療法だと思われますが、こういったことをきちんと説明する医師には会ったことがありません。

 てなわけで、診察室に入って血圧を測定したら基準値オーバー。すぐに降圧剤を一生飲みましょうという指導がなされ、高血圧患者が一人誕生。

 一方高齢者にも降圧剤を処方すると、人によっては薬が効きすぎてふらつきや認知症の症状も発生するとネットで書かれていますが、これについても説明する医師もほとんどいない。

 もしかすると医療側も血圧の下限についての議論ができていないため、ガイドラインも作れないのではないかと疑っている部分もあるのですが、そうなると悩むのは患者本人。

 我が家の母親も高血圧で降圧剤をもらっていますが、高齢者で動脈硬化の症状も進んでいるため、上が150ぐらいでも、下が70を切ることもあるようで、こうなると上がって悩み、下がってめまいという意識になるようです。

 先日も書きましたが、そういったことをいろいろ勘案すると、中途半端などっちつかずの血圧が一番良いという結論になりそう。ではその値はいくつぐらいなのか?

 Asageiplusというサイトに、ちょっとヒントになる記事が出ていました。その中の一文、「さまざまな病気のリスクが一番小さくなる血圧の数値は上が115、下が75だそうで、もちろん異論がある人もいるかもしれませんが、ある意味理想の血圧と考えても良さそう。

 確かに自分の体調を振り返っても、このぐらいの値だと体調も良好と感じることが多いような気もします。ということは自分の年齢も考量して、日ごろの血圧が120/80ぐらいなら、血圧はコントロールできていると考えても良さそうです。

 ちなみい先ほど測定したら、降圧剤イミダプリルの2.5mgのさらに半量服用して120/78でした。ちょっとうれしいです。

 



朝食にバナナとコーヒー


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