血圧記録ノートの活用

2019.11.20

  高血圧の記録ノートというものがあって、以前は大日本住友製薬という会社から配布されている手帳みたいなものを病院からもらってこれに記録していました。

 しかしそれが数冊たまったところで、病院からもらった在庫がなくなり、思い余って今高血圧の薬を処方してもらっている診療所の医師に相談したところ、今度は武田薬品工業という会社から配布されているらしい小さなブルーの手帳をもらうことができました。

 以前の記録帳は数値を記入するだけのものだったのですが、今回の手帳は数値をグラフ化してみることができるもので、誤差の多い高血圧の数値より、体全体の血圧の動きが視覚でとらえられて、「なかなかいいな」と思っています。

 だいたい血圧計の数値は、たとえ連続して2回計ってもその数値がほぼ一致することはひじょうに珍しい。常に5〜10%の変動幅で動いていることが良く分かります。

 そんな変動領域のある瞬間の数値を見て、150だから高血圧、140だからまだ大丈夫と言われても、「なんか誤差の大きい診断だなあ」と感じてしまいます。

 というわけで、この記録帳、重宝しているのですが、9月中旬から使い始め既に二か月が経過。改めてこの二か月の記録を振り返ってみると、日によってある時急に血圧が上がる日があります。

 最初は「もしかしたら周期性があるのかも」と思って、その周期を調べたりもしていたのですが、たった二か月の記録だとちょっと無理そう。

 ただ二週間に1回ぐらいどういうわけか数日高い状態が続くことがあります。ただ特に体調不良を感じなければ三日後ぐらいに自然に低下。実に不思議。

 個人的見解ですが、体内の血管内壁の一部に動脈硬化等により血液が流れにくい状態が生じたことを脳や神経が感知。その部分の血液の流れを回復するために、少し血圧を上げて汚れを押し流すという事なのかなと思っています。

 その結果二日ほどで血流が回復するので、血圧は元に戻る、という事を体が勝手に行ってくれているのかなと解釈するようになりました。

 ただし血圧をあげても血流が回復しな場合は心臓は血圧を上げ続けねばならないという事になり、それがある意味高血圧状態になったという事なのかも。

 ではその時に降圧剤を服用して血圧を下げればよいのかという事になると、見かけ上の血圧は下がりますが、通りにくくなった血流の流れは回復していないという事で、根本的な解決になっていない。

 ではどうするか?という事が高血圧の根本的な問題かなと思うようになっています。

 



寒くなって血圧上昇気味


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